東北震災復興イベント「六魂祭」、県外からのツアー客用の観覧席券の販売開始

東北六魂祭(とうほくろっこんさい)実行委員会と秋田市は、2015年5月30日から2日間にわたって開催される「東北六魂祭2015秋田」の観覧エリア7万5000名分を設定。そのうち約3800名分を秋田県外からのツアー客向けに確保し、15名以上の団体ツアー用の観覧券をJTB東北・法人営業秋田支店に委託し、販売を開始した。

「東北六魂祭2015秋田」の観覧料金は5月30日分が3500円、5月31日分が3000円で1団体15名より受け付け可能としている。ただし、最終人数が15名に達しない場合、15名分の料金が必要となる。申込みは、人数が確定していない募集型企画旅行のような形態でも可能で、主催者は旅行商品の造成に役立ててもらいたい考えだ。

東北六魂祭は、2011年3月11日に発生した東日本大震災で亡くなった方の鎮魂と東北の復興を願って開催されるイベントで、東北6県の夏祭りを一同に集めて行うもの。2011年夏に宮城県での初開催から始まり、岩手県、福島県、山形県と毎年場所を変えて実施されてきた。2015年の開催地となる秋田のテーマとなる漢字は「輝」とし、六魂祭では初めて竿灯(かんとう)をともし、雄大な日本海を背景に光を照らす計画だ。

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