HISが事業多様化で定款変更、「ロボット製造」や「漁業」など新設の記述が続々

エイチ・アイ・エス(HIS)はグループ会社を含む事業活動の多様化、今後の事業展開に備え、定款の一部変更を行なう予定だ。2015年12月4日の取締役会で、2016年1月27日開催予定の定時株主総会に定款一部変更件を付議することを決議し、その定款変更案を公表した。(写真は2015年7月の「変なホテル」完成記者会見で披露された開発中のドローン)

公表された定款変更案の新旧対照表を見ると、第2条の事業目的では、「1 旅行業法に基づく旅行業」の次に「2 インターネットを利用した情報提供サービス、並びに宿泊施設、観光施設、飲食店等の予約の代理、媒介、又は取次業務」を新設。

また、「観光地の開発及び観光施設に関する事業」や「医療情報の調査及び提供並びに健診・検診、検査等のあっせんに関する事業」、「自然エネルギー等による発電および電力の供給」など、すでにグループ会社で開始している事業や取り組みの内容も記載された。

このほか、「家庭用・サービス用ロボットの研究、開発、製造及び販売」に加え、「園芸農業、畜産農業、養鶏業、農業及び牧場」「漁業」などの1次産業や、農業や養鶏業、牧場などで生産される物資の「加工及び販売」の2次産業の事業も加わっている。

なお、定款の変更内容は事業目的のほか、2015年5月1日施行の「会社法の一部を改正する法律」(改正会社法)への対応なども含まれている。いずれも、1月27日開催の定時株主総会での承認後に変更となる。

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