楽天トラベル予約ランキング2015、伸び率1位は「石川県」、外国語サイトでは「熱海」が約4倍に

楽天トラベルの予約実績による「2015年 年間ランキング」で、日本語サイトでの国内旅行先の伸び率1位は「石川県」で前年比40.1%増、2位は「和歌山県」(35.7%増)、3位「佐賀県」(33.2%増)となった。

また、外国語サイトでの実績に基づく訪日旅行先(都道府県・エリア別)の伸び率1位は「静岡県 熱海」(282.7%増)となり約4倍に急増。続く2位「福岡県 福岡市(天神・中洲・百道浜)・糸島」(209.3%増)、3位「福岡県 北九州市内(小倉・門司)」(208.7%増)なども大幅な伸びを示した。

同社では、国内旅行先トップの石川県は、北陸新幹線の開業に伴って昨年から注目を浴びただけでなく「北陸新幹線ブームの火付け役」であると分析。特に新幹線の終着駅・金沢駅近辺の宿泊需要が大幅に増加したとする。2位和歌山県は、安定的な人気があるなか、「ふるさと旅行券」の利用が好調に寄与。さらに、双子パンダの誕生で人気を集めたテーマパーク「アドベンチャーワールド」、高野山開創1200年、自動車道の開通など、話題が豊富だった。3位・佐賀県は、福岡県からのアクセスの良さと温泉が人気を集めたほか、ふるさと旅行券の発行に伴う「佐賀グルメ」への注目などが要因になったとしている。

また、外国語サイトを通じた訪日旅行1位の「熱海」は、日本を代表する温泉地であるだけでなく、グルメや花火などのイベント、商店街など、日本独特の観光拠点として人気が上昇。また、2位と3位を占めた福岡県は、中国人の訪問者が特に多く、市内エリアの需要が急増したとしている。

国内旅行先ランキングは以下のとおり。


【国内旅行先 伸び率ランキング】

※順位 都道府県名 前年同期比

  • 第1位 石川県(+40.1%)
  • 第2位 和歌山県(+35.7%)
  • 第3位 佐賀県(+33.2%)
  • 第4位 富山県(+32.0%)
  • 第5位 大分県(+28.7%)
  • 第6位 群馬県(+25.7%)
  • 第7位 長野県(+25.0%)
  • 第8位 広島県(+24.3%)
  • 第9位 奈良県(+24.0%)
  • 第10位 長崎県(+23.8%)

 

【外国語サイト経由・訪日旅行先 伸び率ランキング】

※順位:都道府県 エリア名(前年同期比)

  • 第1位:静岡県 熱海(+282.7%)
  • 第2位:福岡県 福岡市(天神・中洲・百道浜)・糸島(+209.3%)
  • 第3位:福岡県 北九州市内(小倉・門司)(+208.7%)
  • 第4位:長野県 軽井沢・佐久・小諸(+206.5%)
  • 第5位:京都府 嵐山・太秦・高雄周辺(+199.1%)
  • 第6位:愛知県 栄・錦・名古屋城(+194.4%)
  • 第7位:京都府 祇園・東山・北白川周辺(+191.7%)
  • 第8位:東京都 御茶ノ水・水道橋・飯田橋(+162.2%)
  • 第9位:東京都 東京西部(立川・八王子・町田・府中・吉祥寺)(+153.7%)
  • 第10位:大阪府 心斎橋・なんば・天王寺・市内南部(+147.9%)

「国内旅行先ランキング」は、2015年11月15日時点での国内旅行(国内宿泊、ANA楽パック、JAL楽パック、インバウンド)の予約流通実績をもとに前年同期比で算出したもの。「訪日旅行先 ランキングは」、2015年11月15日時点での外国語サイトでの予約人泊数実績をもとに前年同期比で算出、1000人泊以上のエリアを対象とした。対象期間(チェックイン日ベース)はいずれも2015年1月1日から2015年12月31日まで。

関連記事:


みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…