遊園地・テーマパーク収入高ランキング、1位「東京ディズニーランド」は5年ぶりの減収、2位「USJ」は44.5%増収に

帝国データバンクはこのほど、「遊園地・テーマパーク経営企業の実態調査(2015年決算)」を発表した。それによると、調査対象154社の収益高合計は前年比0.6%増の約 8134億5000万円。そのうち増収となった企業は73社(構成比47.4%)、減収企業は40社(構成比26.0%)。増収企業の割合が4.5ポイント減少し、減収企業が0.7ポイント増加した。

収益高の1位は東京ディズニーリゾート(オリエンタルランド)で、前年比0.8減の3992億3400万円。2位はユニバーサル・スタジオ・ジャパン(ユー・エス・ジェイ)が44.5%増の1385億7700万円。3位は東京ドームシティ(東京ドーム)で0.3%減の590億6100万円。1位から4位までは昨年と同じ順位になった。また、三重県の志摩スペイン村などを運営する近鉄レジャーサービスは、前年比367.2%増の90億3600万円と大きな伸びとなり、圏外からランクインした。

2015年の遊園地・テーマパーク経営企業・収入高ランキングは以下のとおり。

帝国データバンク:報道資料より

今年は3月にUSJが、9月に東京ディズニーシーが15周年を迎えるアニバーサリーイヤー。ディズニーランドでは様々な新規アトラクションやイベントを提供することで1名あたりの売上高は上昇したものの、不安定な天候が続き、2つパーク合計の入場者数は前年比3.8%減の3019万人(うち外国人ゲストが6%)。収入高も5年ぶりにマイナスとなった。

一方のUSJは、各種アトラクションなどが好調だったうえリピーター獲得策などが功を奏し、2015年の入場者数は前年を120万人上回る過去最高の1390万人。外国人ゲストが前年比8割増となったことも伸びの下支えとなり、大幅増収となった。

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