星野リゾートが大阪に新たな「都市観光ホテル」開発へ、家族対応の大部屋を2割弱、夜景一望バーや温浴施設も

星野リゾートは大阪市の新今宮駅前に新ホテルを開発し、運営を行なう計画だ。大阪市が行なった同地約1.4万平方メートルの売却に関する開発事業者の募集に、星野リゾートが応募した都市型観光ホテルの開発計画案が採用された。今後、3月22日までに土地売買契約を締結。星野リゾートの提案価格は約18億円で、2022年の開業を予定する。

星野リゾートによると、開発するホテルの形態は、同社が2017年4月に旭川グランドホテルの運営を皮切りに開始する「都市観光ホテル」

大阪市が発表した計画提案書によると、ホテルは地上20階建て。総客室数は600~800室数の大型ホテルで、客室の広さはスタンダードでも1室3名を想定した30平方メートル。また、客室数の10~20%を大部屋とし、家族利用に対応する。

館内には、最上階に通天閣やあべのハルカス、大阪の夜景が一望できるバーとメインダイニングを設置。また、スパやフィットネスを併設した宿泊者専用の温浴施設を設置するほか、うどんやおでんなど、大阪のだし文化を中心とするご当地グルメのカフェテリアや、アミューズメント、アクティビティ施設も計画する。

さらに、大阪を知り尽くした地域の人々のガイドによる街歩きツアーやサイクリングツアー、ホテルでの上方落語講座やたこ焼きづくり体験などを、ご当地サービスとして提供する予定だ。

星野リゾートでは、都市観光について今後最も成長が期待される重要な市場としており、大阪での同ホテルは需要な拠点になるとしている。

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