メキシコへの渡航者数が世界平均2倍で成長、観光局はリピーター増への施策強化

メキシコ観光局は2016年の国際観光客が、3500万人を突破したことを発表した。前年比9%増の伸びで、これは世界観光機関(UNWTO)が発表した世界平均3.9%増の2倍超の成長。消費額では10.4%増と渡航者数を上回る伸びで、メキシコ観光局では高級志向の観光客の需要の強さを示しているとする。同局は観光客増加で考えられる要因として強い法人需要と、それに支えられた航空座席の増加、観光素材の豊富さをあげている。

この観光客数の成長を踏まえ、メキシコ観光局では従来力を入れていた旅行体験の質だけでなく、リピーターの増加を目的とする計画にも着手。同観光局の調査ではすでに、94%以上の訪問客がメキシコで訪問を「期待を上回る体験」とし、86%が6か月以内に「また来たい」と回答したという。

こうした評価は、ランキングやアワード受賞にも表れている。例えば、「Travvy Awards」誌では、メキシコおよび国内観光地は2017年、35の賞を受賞。例えば、家族旅行の旅行先でメキシコが世界1位に、リビエラマヤ地方は中南米のベスト・ハネムーン・デスティネーションに選出された。また、191か国の外国人居住者に対する「John Mason」調査では、3年連続で最も親切で居心地の良い国に選ばれた。

「Travel & Leisure」誌の「World’s Best Awards」読者調査では、1位のサンミゲル・デ・アジェンデを筆頭に、3位にオアハカ、4位にメキシコシティなど、計5都市がトップ10都市にランクインしたという。

こうした状況を踏まえ、メキシコ観光局では2017年の観光開発戦略で、ラグジュアリー、ウエディング、ダイビング、生物多様性と自然、文化、料理、スポーツに加え、若年層、LGBTQ、退職者など客層別のプログラムにも重点を置く。これらの客層に向けた商品開発とマーケティングキャンペーンを強化していく方針だ。

なお、2017年1月段階のメキシコへの入国者数トップはアメリカ人。前年比11.8%増の状況だという。

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