凸版印刷、スマホに話すと音声で翻訳するアプリ公開、法人向けに観光名所や商品名の登録サービスも

凸版印刷は2017年4月1日より、音声対応の多言語翻訳アプリ「TabiTra(たびとら)」を提供開始した。スマホに向かって話しかけると、翻訳結果を音声やテキストで返してくれるもの。音声による翻訳対応言語は日本語と英語、中国語(普通話)、韓国語。テキスト翻訳は、フランス語やドイツ語、スペイン語、タイ語なども含む21か国語に対応する。

今回のアプリは、同社が展開中のインバウンド向けプロジェクト「旅道(たびどう)プロジェクト」で提供中の観光ガイドアプリ「旅道-TABIDO-」と連携するもの。情報通信研究機構(NICT)の知見を反映したほか、同機構の研究成果である音声翻訳用素材データも活用し、観光名所や商品名といった固有名詞の登録機能も搭載。タビナカの訪日外国人によるスムーズなコミュニケーションをサポートする。

「TabiTra」のサービスイメージは以下のとおり。

凸版印刷:報道資料より

同アプリはiOSとAndroidに対応。個人での利用は無料。商用目的での利用の際は有料で観光名所や商品名、サービス名、施設名などを翻訳サーバーに登録できる。初期費用は130万円から、年額利用料は180万円から。今後はGPSとの連動により、旅行者の現在地の周辺情報を提供するなど、インバウンド旅行者の利便性をさらに向上させていく計画だ。

なお、同アプリは、日本語と外国語間の翻訳のみに対応しており、外国語同士の翻訳には対応していない。


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