沖縄でWi-Fi接続アプリを使った実証実験、旅行者の移動トレンドを分析

情報通信総合研究所(ICR)はこのほど、沖縄県への来訪者の移動状況をとりまとめた。県内の無料WiFiアクセスポイントに接続できる「沖縄全島接続アプリ(OKINAWA FREE Wi-Fi)」を使った実証実験データをもとに、来訪者の動線や回遊ルートなどを分析したもの。

実証実験では、県内2000か所のWi-Fiアクセスポイントにワンタップで接続可能としており、実証実験用の接続ツールダウンロード数は9050件を記録。そのうち日本語での利用が半数以上を占める5490件、繁体字が1685件、英語が1058件。タイやフランス語など様々な言語で利用されたことが分かった。また、特定地域への流動元や流動先、セットにして訪問されることが多い観光スポットなどの傾向が明らかになった。

外国語で利用されたデータの動線分析によると、例えば沖縄本島中部への移動では、勝連城、パヤオ(沖縄市漁業協同組合)、沖縄こどもの国への移動元は「美ら海水族館」からが最も多く、次いで那覇市街からが多い結果に。また、「イオンモール沖縄ライカム」では那覇市街からの移動に次いで、北中城エリアや美ら海水族館からの移動が多いことが判明。同様に、それぞれの観光スポットからの移動先についても可視化。観光地間のセット訪問は、全拠点で「美ら海水族館」「首里城」が多く、沖縄本島中部の近隣観光スポット間とのセット訪問は少ないことも判明したという。

広告ビジネスに関する実証実験では、テストケースとして総額20万円の収入を得ることに成功。公共Wi-Fiの普及を支える収益モデルとして、広告収入の可能性も認められる結果となった。

沖縄本島中部への移動分析の結果は以下のとおり。

情報通信総合研究所:報道資料より

同実証実験は、2016年7月から2017年5月までおこなった。沖縄大学が代表幹事を務め、那覇市や沖縄市、沖縄観光コンベンションビューロー、情報通信総合研究所、NTTブロードバンドプラットフォーム、NTT西日本沖縄支店が共同で実施した。実証実験の詳細は以下まで。


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