トリップアドバイザー決算、総売上8%増、中でも「アクティビィ」は31%増と絶好調、ホテル売上のテコ入れで広告強化へ ―2017年第2四半期

トリップアドバイザーが発表した第2四半期決算は、総売上が前年同期比8%増の4億2400万ドル(約466億円)だった。売上の8割弱を占めるホテル部門は3億2600万ドル(約359億円)で、同3%弱の伸び率とプラス成長は維持したものの、今年第1四半期の伸び率(4%増)をさらに加速するには至らなかった。力強いのは旅行先でのアクティビティや現地ツアーを扱う非ホテル部門で、売上は同31%増の9800万ドルと好調に推移した。

この結果、純利益は同21%減の2700万ドル(約29億7000万円)、米会計基準に準拠しない非GAAP会計では、EBITDA(税等差し引き前利益)は同6%増の1億100万ドル(約111億1000万円)、純利益は5%減の5300万ドル(約58億3000万円)だった。

トリップアドバイザーのサイト利用者数は、堅調に拡大、月間ユニークビジター数は前年同月比18%増の約4億1500万人、第2四半期のレビューおよびコメント数は前年同期比39%増の5億3500万件とそれぞれ2桁増。

同社では、ホテルのレビューだけでなく予約業務にも参入し、最低価格の検索サービス提供に目下、力を入れている。今年5月からデザインや色を刷新してイメージを一新したほか、ホテル予約の手順をよりスムーズかつ迅速に合理化、最低価格が検索しやすいサイトへと拡充。6月以降は、北米、欧州、オーストラリア各地で相次ぎブランド広告キャンペーンに着手している。第3四半期はテレビなどオフライン広告に重点的に投資する方針だ。

ホテル予約の一人当たり売上は0.47ドルで、今年第1四半期や昨年上半期と同レベル。地域別では、米国市場でのホテル利用単価はプラス成長となったのに対し、オンライン予約市場での競争が激しく、為替差損も出た米国外の海外市場は伸び悩んだ。

月平均でのホテル予約利用者数は11%増の1億5300万人。モバイル利用の増加が奏功した。今四半期、モバイル経由でのクリック・予約毎の売上は前年同期比60%以上の伸びとなり、モバイル比率は40%以上となった。ただ、モバイルでの購入者は、デスクトップやタブレット経由の購入者よりも単価が低い傾向にあり、今後、増加するモバイル利用にどう取り組むかが課題だ。

アクティビティ予約など、非ホテル部門は提供する商品数、予約取扱い共に好調だ。予約可能なプロダクト数は前年比26%増の6万1000件となり、予約取扱い数も倍増近い勢い。旅行市場における将来的な成長市場として期待している。予約可能なレストラン件数は同18%増の4万2000件。利用者数は同50%増だった。

※円換算値は1米ドル110円としてトラベルボイス編集部が算出。

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