長崎・五島列島で新ホテルが開業へ、遊休公共施設の活用で -際コーポレーションなど官民・銀行の連携で

際コーポレーションはこのほど、長崎県五島列島にて「五島アイランドリゾート株式会社」の設立し、新規ホテル開業の計画を発表した。同社のほか、長崎県新上五島町、十八銀行、ドーガン社が連携し、五島列島の地域活性化を目指すもの。

十八銀行が出資する「元気な長崎」応援ファンドに加え、同行の投融資支援を受け、新上五島町内にある遊休公共施設(旧新上五島町奈良尾温泉センター)を活用して新規ホテル事業を展開する計画。2018年7月の営業開始を目指す。

際コーポレーションではこれまで、京都「柚子屋旅館」や長崎県新上五島町「五島列島リゾートホテル・マルゲリータ」、石川県金沢市「柚子屋旅館 金沢 緑草音」、同市「山乃尾」の合計4軒の宿泊施設を運営。2018年内には神奈川県湯河原町と岐阜県高山市で旅館運営も開始する予定だ。

現地は、世界文化遺産候補「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産「頭ヶ島の集落」が存在していることで注目を集めている地域。今回の取り組みより、観光振興を進め、経済循環と地域活性化につなげる考え。

新事業で予定されているスキームは以下のとおり。

際コーポレーション:報道資料より

ホテル開業予定地は以下のとおり。

際コーポレーション:報道資料より

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