てるみくらぶ債権者集会の質疑応答をまとめた、山田社長は詐欺を否定、粉飾の手口も言及

てるみくらぶ 第1回債権者集会が行われた会場(2017年11月6日撮影)

東京商工リサーチ(TSR)は、2017年11月6日に開かれた「てるみくらぶグループ」の債権者集会の様子をレポートしている。そのレポートによると、黒ジャケット姿の山田千賀子社長は終始うつむき、時折、涙をみせながら「ご迷惑をお掛けし、お詫びが遅くなり申し訳ございません」と謝罪。「嘘に嘘を重ねた。売上至上主義で赤字になった」と破産理由を話した。また、山田社長と破産管財人への質疑応答も行われており、その内容をまとめた。


Q.赤字販売を認識していたのなら(経営の)見通しが立たなかったのではないか?

A.皆さまにご迷惑をお掛けした。お詫びが遅くなり申し訳ない。赤字にしたかったのではなく悪循環から売り上げが伸びず、嘘に嘘を重ねた。売上至上主義もあり赤字となった。

Q.会社の行く末をわかっていたのか?

A.円高が続いた時は黒字だったが、円安になり赤字になった。加えて、航空会社の販促金が減り、結果として原価が高くなり赤字になってしまった。

Q.粉飾や前払いビジネスに犯罪性は?

A.粉飾はIATA(国際航空運送協会)の資格を守るためにした。なんとか会社の形をキープしたかった。

Q.インターネットができないシニア層を狙った詐欺ではないか?

A.格安競争にあるネットからシニアビジネスに変えていけばチャンスがあると思った。大手のやらない隙間を狙った。お客様のために日々やってきた。

Q.役員報酬を(年間)3,000万円もらって、社長の生活はどうなっているのか?

A.社長個人も破産している。財産を調査したが、みるべき資産はない(社長は俯いたまま答えられず、代わって破産管財人が回答)。

Q.破産をわかっていて振り込ませたのか?

A.詐欺は思ったこともない。交渉を続けたが、破産になってしまった。

Q.社長は数億円を蓄財しているのではないか?

A.会社の状況で報酬がゼロに近い時もあった。ずっと高額報酬を受け取ったわけではない。

また、管財人が対応した質疑応答は以下の通り。

Q.(粉飾決算などによる決算修正後の)税金の還付はいくらか?

A.過去5年間の決算を修正する。2012年9月期は逆に5,000万円の納税が発生するが、総額では1億9,000万円の還付で当局と調整している。

Q.粉飾の手口は?

A.決算を閉める段階でマイナス(赤字)を資産に振り替えて利益を出していた。

Q.(てるみくらぶの前身の企業)アイ・トランスポート(株)に4億円を貸しているのか?

A.同社は休眠中。かなりの債権者がいるが資産は数百万円しかない。

Q.詐欺ではないのか?

A.資料は捜査機関に渡しているので立場上、答えられない。

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