フランス国鉄が大規模ストライキに突入、高速鉄道の85%が運休、エールフランス航空も【外電】

人影のないリヨン・パールデュー駅(写真:AP通信)

フランス国鉄(SNCF)は2018年4月2日夕方から大規模なストライキに突入した。ストは4月4日水曜の朝まで予定されており、フランス全土で鉄道が運行停止する事態に陥っている。ストはエマニュエル・マクロン大統領が掲げる経済改革に反対する労働組合が断行したもの。AP通信がこのほど報じた。

SNCFによれば、フランスの高速鉄道の85%、地域路線の75%が運休。この影響で、鉄道利用者は車をシェアしたり、旅行のキャンセルを余儀なくされている。欧州高速鉄道「ユーロスター」の運行本数も縮小しており、ドイツ路線では3本に1本、ロンドン行きでは通常の75%ほどの運行体制になる。ベルギーとオランダへの高速列車タリスは通常通り運行する見込み。

欧州全体が鉄道の国内市場をオープン化し、自由競争を促す方向へと進むなか、マクロン政権は将来を見据えたSNCFの競争力アップが必要と強調。この一環として、鉄道労働者に認められていた雇用特権などの縮小を計画したことから、組合側はこれに反発を強めている。労働組合側は今回を皮切りに、今年6月末までの3か月間にわたって毎週2日、一部列車を運休するストを継続していく方針だ。

なお、エールフランスでも従業員側は3日からストに突入する計画を明らかにしており、運航便の4分の1が離陸しない恐れがある。

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