W杯ロシア大会で観戦客の半数が「非接触型決済」、Visa利用者を調査、消費額で国籍ランキングも発表

ビザ(Visa)は2018年FIFAワールドカップロシア大会での決済動向を発表した。2018年6月14日から7月11日までの大会期間中、各スタジアムを訪れた観戦客がビザの各種決済サービスを使って支払った金額を元に調査したもの。その結果、全体の50%が非接触(カード、モバイル機器、ウェアラブルを含む)の支払い手段を利用するなど、次世代型決済テクノロジーの増加傾向が鮮明になった。

ビザの各種カードによるスタジアム内での決済金額は、一件当たり平均1408ルーブル(約23ドル)。国別で、最も決済額が大きかったのは地元ロシアからの来場者、次いで米国とメキシコだった。

一人当たりの平均消費額が最も大きかったのはスタジアム屋内での買い物(4200ルーブル/約68ドル)、次いで「ファン・フェスト(Fan Fest=試合のパブリックビューイングイベント)」での買い物(3300ルーブル/約53ドル)、スタジアム内飲食店 (800ルーブル/約13ドル)。

また、今大会の計62試合のうち観戦客による消費額が最も大きかったのは、ホスト国ロシア対サウジアラビアの開幕戦。会場となったモスクワのルジニキスタジアムでは、訪れたファンによる消費総額は5500万ルーブル(約90万ドル)以上で、この半分以上を占める69%はロシア国民によるもの。続く消費額2位も、同じくロシア対スペインの試合だった。

62試合を通じて、スタジアムでの決済1件当たりの平均消費額は1168ルーブル(約19ドル)。ロシア人ファンの平均額は1090ルーブル(約18ドル)、海外客は同1915ルーブル(約31ドル)だった。

ビザのリン・ビガー最高マーケティング&コミュニケーション責任者は、今回の調査結果を受け、「世界的にコンタクトレス(非接触)決済が増加している傾向が明らかになった。特にスポーツファンは、列に並ぶ時間が短縮できれば、試合にもっと集中できるため、迅速かつセキュリティ面も安心な決済手段を求めている」と指摘した。

ビザはFIFAワールドカップの決済サービスパートナー。会場となった各スタジアムでは、3500か所以上の販売店および1000店のモバイル営業店で、ビザのクレジットカード、デビットカードおよびモバイルでの決済サービスを提供した。W杯でのビザ決済の実績は以下のとおり。

W杯スタジアムでのビザ決済による消費額 国別TOP10

1位:ロシア(7億5000万ルーブル/約1200万ドル)
2位:米国(1億8800万ルーブル/約300万ドル
3位:メキシコ(9400万ルーブル/約150万ドル
4位:中国(6700万ルーブル/約110万ドル
5位:アルゼンチン(4100万ルーブル/約70万ドル
6位:ペルー(3500万ルーブル/約56万ドル
7位:英国(3400万ルーブル/55万ドル
8位:ブラジル(2800万ルーブル/約50万ドル)
9位:コロンビア(2600万ルーブル/約42万ドル
10位:オーストラリア(2500万ルーブル/約40万ドル

試合スタジアム別TOP5

1位:ルジニキ(モスクワ 5億3300万ルーブル/約860万ドル
2位:サンクトペテルブルク 2億800万ルーブル/約330万ドル
3位:サマラ 1億2500万ルーブル/約200万ドル
4位:ソチ 1億1700万ルーブル/約190万ドル
5位:スパルタク(モスクワ) 1億1400万ルーブル/約180万ドル

「ファン・フェスト」イベントでの消費額 会場別TOP5

1位:ルジニキ(モスクワ 2億5100万ルーブル/約400万ドル
2位:サンクトペテルブルク 3800万ルーブル/約61万5000ドル
3位:カザン 1100万ルーブル/約17万ドル
4位:サマラ 880万ルーブル/約14万1000ドル
5位:ソチ 850万ルーブル/約13万6000ドル

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