日本旅行、海外旅行事業を子会社に委託、15年ぶりの大規模な組織改正へ

日本旅行が海外旅行事業の組織を改編する。海外旅行事業部と海外自由旅行を中心に取り扱うグループ会社フレックスインターナショナルツアーズを一体化、2018年11月1日より新体制を開始した。サプライヤーの直販化、オンライン旅行会社(OTA)の躍進に伴い、個人旅行化が進む市場で、企画商品と個人旅行の一元販売を図ることで製販一体の取り組みを推進し、販売拡大を狙う。日本旅行が海外旅行事業を大幅に組織改正するのは15年ぶりだ。

フレックスインターナショナルツアーズに蓄積した個人旅行のノウハウを活かし、企画商品を改革。アウトバウンドで主流となった個人旅行需要に対して一元的に営業対応し、ワンストップサービスを提供する。具体的には、海外旅行業務は原則フレックスインターナショナルツアーズに委託。日本旅行の本体に所属する海外旅行事業部の社員はすべてフレックスインターナショナルツアーズに出向する。

ただし、航空仕入戦略や団体拡大施策、法令・契約上必要な機能は日本旅行に置く。変革により、企画商品、個人旅行、団体を一元管理し、時価型や変動型商品、新たな個人旅行販売システムの開発も進める。

なお、今後、日本旅行の海外旅行事業の中心を担うフレックスインターナショナルツアーズ代表取締役社長は、日本旅行執行役員海外旅行事業部長兼地域創生推進本部副本部長である高橋正浩氏が兼務して就く。

以下が報道発表された新組織図だ。

日本旅行海外旅行事業の新体制:報道資料より

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