【年頭所感】ジャルパック代表 江利川宗光氏 ―2019年は「転換の年」、ジャンプスタートで変革と創造を

ジャルパック代表取締役社長の江利川宗光氏が2019年を迎えるにあたって年頭所感を発表した。

江利川氏は2019年を「転換の年」と表現。今年の日本は様々な課題を抱えながらも、改元やラグビーW杯、消費税増税といったイベントに対して着実に対応。旅行業界のパラダイム転換も踏まえながら「ジャンプスタート」をおこない、変革と創造を実践していきたいと述べている。

発表された内容は以下のとおり。原文のまま掲載する。


2019年 年頭所感

明けましておめでとうございます。

平成最後で新元号スタートの今年はどんな年となるのでしょうか。「米中貿易戦争」や「英国のEU離脱」、世界に広がる「自国第一主義」。先行き不透明な世界情勢の中で、日本は政治、経済、外交、社会等多くの課題を抱えながら「改元」、「大阪G20」、「ラグビーワールドカップ」、「消費税増税」といった待った無しのイベントを着実にこなしていく必要があります。

旅行業界もここ数年来の「パラダイム(過去からの支配的な見方や枠組み)の転換」とも言うべき荒波の中にありますが、この流れは今年も更に加速して進んでいく、と覚悟しています。

この「転換の年」2019年を、ジャルパック社としても、自分自身としても『

ジャンプスタート

JUMP START=バッテリー上がりの車のエンジンをかける。活をいれるの意)の一年』にしたいと考えています。今年はジャルパックブランド誕生55周年の記念の年ですが、これまで作り上げてきた我々の提供価値「安全・安心、品質、お客様の感動」を大切にしつつ、伝統に安住することなく、変革と創造を進めていきます。

私個人としても、昨年6月の社長就任以降、初の旅行業にやや慎重に向き合ってきましたが、今年はより自律的、能動・積極的に「海外事業の立て直しと業績回復」、「訪日インバウンド事業の成功モデル化」、「地方創生への貢献」、「人財と職場の活性化」等の課題にリーダーシップを発揮していく所存です。そして、リーダーシップ発揮の大前提には社員との「信頼の絆」が必須であり、社員・経営陣・会社の一体となった成長を目指していきます。

昨年の度重なる自然災害の発生は尋常ではないとは言え、日本は自然災害から逃れることはできません。自然災害への備えは常に忘れず、新たな年が災害の少ない穏やかで安寧の一年となることを祈りたいと思います。

株式会社ジャルパック


代表取締役社長 江利川宗光

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