世界遺産の集落で観光客動態を把握する実証実験、車両ナンバー読取り技術で駐車場利用の実態計測、熊本県天草市で

ソリューションサービスを提供するジャパンシステムは、世界文化遺産である熊本県天草市の集落で「観光客動態把握のための車両ナンバー解析 実証実験」を実施し、同グループのソフトウェアを有効活用することで、従来の目視測定より高い精度と費用対効果が得られたと発表した。

天草市の実証実験は大都市とは異なり、主な交通手段が車両となる中でゲートも料金所もないオープンな駐車場の利用実態を明らかにするもので、2018年11月23日~25日に実施。ジャパンシステムは市販の安価なネットワークカメラと同社子会社のナンバー読取ソフトウェアを使用することで、従来の人により目視測定と比較し、費用対効果と測定員の安全・負担軽減が実現でき、99%以上の高い精度を達成できたとしている。実験のため、オープン駐車場で入退路のレーンも分離されていない環境にも対応可能な可搬型のソリューションを開発した。

ジャパンシステムは実験の解析結果から観光促進施策を提言としてまとめ、天草市に提出。今回の結果を踏まえ、次のステップとして複数の測定拠点で実験を行い回遊傾向の調査・解析を実施する予定。

ジャパンシステム:報道資料より

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