【図解】訪日外国人数、直近12カ月をグラフで比較してみた ―東南アジア市場4か国の部(2019年6月)

日本政府観光局(JNTO)発表による訪日外国人数を東南アジア主要4か国/地域(タイ・シンガポール・マレーシア・インドネシア)でみると、2019年6月(推計値)はシンガポールが同18.3%増の4万7300人と好調。同市場は6月として過去最高を記録した。その一方で、タイは前年比14.5%減の6万3000人、マレーシアが同16.4%減の3万500人、インドネシアが同12.2%減の4万9300人と、いずれも伸びが2ケタ減となった。

タイ・シンガポール・マレーシア・インドネシアの直近12カ月の推移は以下のとおり。

※本グラフはコピー&ペーストで自由に転載可

JNTOによると、シンガポールは、増便や機材の大型化による航空座席供給量が拡大。昨年は5月末だった学校休暇の開始が今年は6月からとなったことで、6月は約2割増と大きく躍進した。

一方でタイは経済が減速傾向にあるほか、バンコク/新千歳路線の一部の減便、祝日の移動による旅行需要時期がずれこんだことなどが影響。2019年6月は伸びが2ケタ減となった。

マレーシアやインドネシアは、断食明け休暇の時期が昨年と異なったことが訪日需要に影響をもたらした。特にインドネシアは、昨年の航空路線新規就航効果で6月に過去最高を記録したが、同路線の運休で座席供給量が減少した影響が大きかった。

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