米国内線でペットの機内持ち込み禁止へ、規制強化で介護犬のみ、医師の診断書も必要に【外電】

今後、癒しのための愛玩ペットの機内への持ち込みは許可されなくなりそうだ。米運輸省は、特別な訓練を受けた介護犬として認定された犬のみ、無料で機内に連れて入れる新たな規制を公示した。

AP通信によると、航空会社も障害者団体も、今回の米運輸省の公示を歓迎。曖昧な介護動物の扱いに苦慮していたキャビンアテンドも喜んでいる。実際、組合の何人かは全く訓練されていないペットによって怪我を受けたことがあるという。

退役軍人の団体も、単なる愛玩ペットの持ち込みによって、本来の介護犬の役割が阻害されていると主張し、航空会社の姿勢を支持。これまでも80以上の退役軍人団体や障害者団体が、愛玩ペット持ち込み禁止を求めてきた。

一方で、愛玩ペットは、旅行中の心配や問題を和らげると主張する人たちもいる。彼らは組織化されてはいないが、数は多い。

サウスウエスト航空は昨年、19万匹以上の愛玩ペットを取り扱った。アメリカン航空が2017年に運んだ愛玩ペットは15万5790匹。実に前年比で48%も多い。一方で、正式な搭乗手続きを受けたペットの数は17%減少した。ユナイテッド航空も2017年に、7万6000匹の愛玩ペットを運んだ。

米運輸省は、数人の乗客が持ち込まれた動物に噛まれた事案があることから、飛行の安全性向上のための公示と説明する。今回の公示について、60日間のパブリックコメント期間が設けられている。

米運輸省が提示している介護動物の定義は狭く、身体的あるいは他の障害を持つ人を手助けするための訓練を受けた犬に限るとしている。介護犬を持ち込む乗客は、連邦政府の公式フォームを提出し、介護犬であることを証明する必要がある。精神的な支援のために訓練された犬も介護犬として認定される。

今回の公示では、航空会社は、乗客が介護犬を持ち込む場合、医師の証明書を求めることができるとしている。また、介護犬と認定されていれば、特定の犬種を禁止することはできないが、個別にその犬が他の乗客に危険を及ぼすと判断した場合は、その犬の搭乗を拒否することが可能。デルタ航空は、ピットブルテリア犬の持ち込みを禁止しているが、今後、犬種について検討していくとしている。

航空会社は現在、搭乗48時間前までに必要書類の提出を求めているが、新しい規制ではそれを行わないように求めている。間際で介護犬を搭乗させる障害者に不利益になるためだ。また、介護犬同伴者は一般客よりも先にチェックインを行うことも求めている。

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