長崎県・壱岐島が事業創造型ワーケーション施策、有人国境離島法と連携し、地域の新事業と雇用創出へ

長崎県壱岐市のイキ・パーク・マネージメント社は、同市と2020年12月に実施した「事業創造型ワーケーション」モニター施策の結果を発表した。

同施策はワーケーションを軸に、都市圏居住者の地方での期間限定型リモートワークを推進する「逆参勤交代構想」と、有人国境離島法による雇用機会拡充事業を連携させたもの。仕事をしながら観光を楽しむワーケーションではなく、滞在地での体験を通して知見を深め、創業や事業部開設、地元企業との共創など、壱岐島での事業を創出する「事業創造型ワーケーション」モデルの確立を目的に実施した。

ワーケーションを通し、参加社が創造した事業提案を国境離島雇用機会拡充事業補助金に申請することをゴールとしており、今回のモニターでは参加15社のうち5社が補助金申請に至った。

モニターの実施期間は、2020年12月14日~17日の4日間。その事前には、モニター参加者向けに地域課題に関するウェビナーを開催した。滞在中も島内観光とともに、島の理解につながるネットワーキングやグループディスカッションを行い、企業マッチングや地域に根付く事業のベース構築につなげたという。

なお、同試作は観光庁の「誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成」実証事業で実施した。

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