Trip.com、トリップアドバイザー株を一部売却、一方で定額制プログラムには約1万軒の宿泊施設を供給

トリップ・ドットコム(Trip.com)は、トリップアドバイザーとのガバナンス合意に基づいて、2021年4月16日時点で同社が保有するトリップアドバイザー株約695万株の一部を売却する。

これにともない、トリップアドバイザーの取締役会への取締役任命権を放棄。トリップ・ドットコム・グループCEOのジェーン・スン氏はトリップアドバイザーの取締役会を退く。なお、スン氏は通常の株主議決により、引き続き取締役を務める。

一方、両社が2019年11月に提携した戦略的パートナーシップは継続。トリップ・ドットコムは新たに、トリップアドバイザーの定額制会員プログラム「トリップアドバイザー・プラス」への商品提供を始める。まず、トリップ・ドットコムは少なくとも1万軒の施設を優待価格で供給し、今後さらに拡大していく計画だ。

また、中国本土の旅行者向けに、トリップ・ドットコムの子会社シートリップ・インベストメント・ホールディングとトリップアドバイザーの子会社トリップアドバイザー・シンガポール・プライベート・リミテッドとのジョイント・ベンチャーも継続される。

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