海外メディアが日本の観光産業の課題を指摘、人手不足で「十分なサービス提供ができていない」、ガイドやホテルの確保が困難【外電】

米観光産業ニュース「スキフト」が、回復する日本のインバウンド観光について「桜を目当てに日本を訪れる外国人観光客が急増する中、日本のホスピタリティ産業は人手不足のために十分なサービス提供ができていない」とリポートしている。

スキフトは、2020年から抑えられてきた訪日需要が今春、一気に回復し、予約が非常に取りづらい状況と指摘。訪日旅行を扱う旅行会社のコメントを交えて日本の観光産業の課題を紹介した。

ホテルやガイドが予約できない

ケンジントンツアー社の商品担当副社長のケリー・トレンズ氏は「予約できるホテルは残っていない。空いているガイドもいない」と嘆く。

2022年10月に水際対策が大幅に緩和された後、訪日旅行者は増加の一途だ。日本政府観光局によると、2022年11月の93万4500人から1月には約150万人に回復した。まだ2019年1月の270万人には及ばないが、中国の規制が解除されたため、今後、急回復していくと見られている。

しかし、その需要に受け入れ態勢が追いついていない。トレンズ氏は「日本の観光業界は、以前のように機能していない」と話す。イントレピッド・トラベルのプロダクトマネージャーのカレン・ズー氏は「空港へのシャトル、ホテル、レストランなどではサービス不足が続いている」とコメントした。

パンデミックは日本の観光産業にも大きな打撃を与えた。世界旅行ツーリズム協議会の数値では、2019年の旅行・観光産業のGDPへの貢献度は7.3%だったが、2020年には3.5%に落ち込んだ。

トレンズ氏は「現在、日本では旅行サプライチャーン全体で経験豊富な人材が不足している」と指摘する。特に、実績のあるツアーガイドを見つけるのは困難。イントレピッド・トラベルのズー氏も「仕事をさせながらスタッフを訓練する必要がある」と苦労があることを隠さない。

※編集部注:この記事は、米・観光専門ニュースメディア「スキフト(skift)」から届いた英文記事を、同社との提携に基づいてトラベルボイス編集部が日本語翻訳・編集したものです。

オリジナル記事:Japan Has the Tourists for Cherry Blossom Season But There’s a Service Gap

著者:Dawit Habtemariam氏

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