石川県、関係人口の創出へ新サイト開設、復興支援やボランティア活動をプログラムとして発信

石川県は、石川県関係人口ポータルサイト「いしかわのWa!」を開設した。県内の市町や地域団体が、復興支援やボランティア、地域活動を「プログラム」として発信し、関心のある人にサポーターになってもらうことで地域と人をつなぐ。

石川県は2024年に発生した能登半島地震、豪雨で奥能登地域を中心に人口減少が加速しており、関係人口の創出・拡大を図ることで、県全域の地域活力の維持・向上を目指している。

石川県内で地域活動を実施する市町や地域団体などには「オーナー」として、被災地での子ども向けイベントの手伝いなどの情報を発信する。一方、「サポーター」にはオーナーが発信するプログラムに、イベント参加やアイデア提供などを通じて地域課題の解決や復興を支えてもらう仕組みだ。

具体的には、珠洲市や金沢市でバーのDIY、穴水町での地域の子どもたちを対象としたイベント運営のほか、草刈りや祭り運営の手伝いなど多彩なプログラムを掲載。県は、こうしたプログラムを通じて参加機会を広げ、地域と外部人材の継続的な関係構築を促進していく考えだ。

県によると、石川県の2025年1月1日時点の人口は109万6721人で、2024年比で1万1127人減少。特に震災の影響が大きかった奥能登4市町(輪島市、珠洲市、穴水町、能登町)は、5万5213人から5万535人と1割近く減少しており、石川県創造的復興プランで関係人口の創出・拡大を重要な柱に位置づけている。

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