決済プロバイダーのネットスターズ社は、米ドル建ての電子マネーであるステーブルコイン「USDC」を、羽田空港第3ターミナル内の一部店舗で取り扱うサービス実証をインバウンド旅行客向けに実施する。
USDCは、米国の法令に準拠して発行されている世界でも代表的なステーブルコイン。日本国内でも、JPYC(円建てステーブルコイン)の発行がおこなわれている。
ネットスターズ社は、ステーブルコイン決済の障壁の一つである加盟店側の煩雑な事務コストの課題に対応するソリューションとして、ネットスターズが提携するWEA JAPAN社が開発したステーブルコイン決済用のQRコードを提供。利用者は、加盟店での支払い時にQRコードを表示し、店舗が読み取ることで、利用者自身が管理するステーブルコインを活用して決済をおこなうことができる。
一方、加盟店は、支払い用のQRコードを読み取って商品を渡し、売上の精算まで行うことが可能だ。
しかし、Web3上で流通していたステーブルコインをリアルな店舗決済に接続するには、技術面・運用面での課題が残されていることから、今回のサービス実証では、その課題解決に向けた取り組みを進める。
ネットスターズは今後、実証実験の結果を踏まえて、他空港や商業施設への展開も視野に入れ、ステーブルコインの社会実装を推進していく考え。
報道資料より

