ジャパン・ツーリズム・アワード2026募集開始、新たに「スタートアップ特別賞」、「地域社会との共生」も審査ポイントに

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日本観光振興協会、日本旅行業協会(JATA)、日本政府観光局(JNTO)が主催するツーリズムEXPOジャパン(TEJ)は2026年4月1日から、第10回「ジャパン・ツーリズム・アワード」の募集を開始した。今回は、観光産業のイノベーションを後押しする「スタートアップ特別賞」を新設したほか、審査のポイントを時代にあわせて明確化した。

このアワードは、「旅のチカラ」の再生と持続可能性の確保につながる組織や個人の取り組みを表彰し、その知見を業界内外に周知することで、ツーリズムの発展に寄与することを目指している。国土交通大臣賞、経済産業大臣賞のほか、観光庁長官賞、UN Tourism特別賞などの各賞を用意している。

新たに設定した「スタートアップ特別賞」は、現時点での実績は少なくても、革新的なアイデアや技術で新しいビジネスモデルを構築し、ツーリズムの発展、拡大に寄与する取り組みを表彰するものだ。

日本観光振興協会担当部長の町田光朗氏は、同賞を設けた背景について「これまでも、ツーリズムの今を反映する多様な取り組みの応募があったが、スタートアップは実績面で表彰に至らないケースもあった。そういう幅広いアイデアや取り組みを早期に表彰することで活動を後押しし、横展開につながることを期待している」と、説明した。

さらに今回は、4つの審査ポイント「革新性」「事業性」「持続可能な観光への貢献」「地域活性化への貢献」について明確にした。

具体的には、「持続可能な観光への貢献」で設けていた「環境への配慮」を、よりわかりやすく「自然環境への配慮」と「地域社会との共生」に細分化。「地域活性化への貢献」では、観光を支える地域の「維持」も重視し、「多様なステークホルダーと連携し、地域社会の維持もしくは発展に貢献した取り組みであるか」と明記した。

進化した受賞取り組みの再応募も、幅広い応募を期待

応募件数は、220件を目標に掲げる。前々回の119件から、「他薦」を加えた前回は213件に拡大。今回も自薦と他薦で募集する。

対象となる取り組みは「持続可能な観光地域づくり」「観光の高付加価値化」「アウトバウンド」「国内交流及び関係人口拡大」「インバウンド」。具体的には国内・海外・訪日の旅行3領域のほか、テクノロジー、AI活用、ガストロノミー、スポーツツーリズム、ウェルネス、関係人口拡大、青少年交流など、多岐にわたる。

応募対象の主体も観光の事業者・従事者のみならず、流通、食品、ICT、農林水産業・加工業など、あらゆる分野の組織・個人が対象だ。過去の受賞者も、その後、進化した取り組みを再応募することも可能で、実際に再応募し、入賞をした事業者もある。

町田氏は「本アワードを担当していると、観光のすそ野の広さを痛感する。自分の事業や活動は関係ないと思わず、ぜひ、応募してほしい」と呼びかけた。応募は2026年5月29日23時59分まで。

ジャパン・ツーリズム・アワードでは、受賞後の継続した進化も重視している。過去の受賞者からは「取り組みを次のステージに進める契機になった」との声が多い。

なお、「経済産業大臣賞」と「国土交通大臣賞」の受賞者には、副賞で翌年のツーリズムEXPOジャパン(TEJ)の出展権利を授与する。今年のTEJ2026にも、昨年の大賞の受賞者が出展する予定だ。

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