日本商工会議所観光・インバウンド専門委員会は、2025年度「全国商工会議所きらり輝き観光振興大賞」の受賞事業を発表した。この表彰は、地域の個性が光り、他の商工会議所の模範となるような観光振興活動を顕彰するため、2008年度に創設したもので、今回で16回目となる。
大賞には福井県大野商工会議所の「大野型滞在循環モデル創出事業」が選ばれた。この事業では、滞在型の観光モデルを作るため、大野商工会議所が地域のハブとなり、体験事業者と旅行者をつなぐ仕組みを構築し、日常的な営みを価値化する「大野微住(びじゅう)」ブランドを立ち上げた。台湾や欧米の富裕層を主なターゲットに地域に根差した本物の文化を体験プログラムとして提供。モニターツアーの1人あたりの平均消費額は約15~30万円となり、従来を大幅に上回る高付加価値化を実現した。
優秀賞には、大阪商工会議所の「『くうぞ、万博。』プロジェクト」が選出された。大阪商工会議所が中心となり、大阪・関西万博を契機に「食のまち・大阪」の魅力を国内外へ発信。「万博メニューでおもてなし」では、122の地域事業者が創意工夫を凝らした148の特別メニューを考案・提供した。
このほか、きらり特別賞には、長野商工会議所の「長野えびす講煙火大会」、愛知県一宮商工会議所の「いちのみや だいだいフェスタ大集合」、岡山商工会議所の「ガストロノミーの夕べ IN 岡山後楽園」が選出。奨励賞には宮城県白石商工会議所の「白石観光まち歩きガイド養成講座」が選ばれた。



