スクート、旅行会社経由の予約が8割、2014年はB787日本路線投入

シンガポール航空(SQ)の100%子会社、スクート(TZ)が2013年10月29日で成田就航から1周年を迎える。このほど、1周年を迎えるにあたりキャンベル・ウィルソンCEOと 坪川成樹 日本・韓国支社長が記者会見を実施、同社の現状と今後の計画について語った。

ウィルソン氏は、就航から1年を振返り「たくさんの旅行者をシンガポールから運ぶことができた。」として就航1年が好調であったことを強調した。日本路線のロードファクターは、この1年平均して81%。就航間もない認知の低い時期を含めて、この数値が達成されており、直近2013年7~9月は92%とさらに数値を伸ばしている。これは、シンガポールからの訪日旅行者増加が影響しており、ウィルソン氏は「LCCが新しいマーケットを創造したことの象徴」として同社の功績をアピールした。

キャンベル・ウィルソンCEO

同社のこうした成功の背景には旅行会社との連携がある。ウィルソン氏は、成功の背景として、同社の航空券が旅行会社からも購入できる点を指摘。「日本人のお客様が安心できる販路も持っている。」として、日本市場での旅行会社の重視性を明らかにした。坪川氏によると、日本路線の旅行会社経由の航空券販売は約8割(2013年7~9月)。多い時には9割を超えることもあるという。坪川氏は、この点を同社が「旅行会社と共存しながらのLCC」であると表現。今後も旅行会社のパッケージ商品が作りやすくなる路線展開をしていきたい方針で、そのためには新規路線や増便は「デイリーであることが重要」との考えを明らかにした。なお、旅行会社への販路としては、インフィニが同社のGDSハンドリングを行っている。


▼LCC初のB787を日本路線に導入、台湾経由も「大事な路線」

坪川成樹 日本・韓国支社長

同社は従来大型機であるB777(402席)による中・長距離路線のLCCとして運航してきたが、2014年秋から順次20機のB787を導入する。現在、2014年以降の4年間の事業計画、就航地を策定中で、そのなかでウィルソン氏は「東京は1番目、2番目に乗り入れることだろう」との考えを明らかにした。また、東京以外の新規就航、増便も視野にはいっており、就航地は「4から5本の指にはいる人口の多い都市」にしたい考えだ。

また、現在、台湾経由で運航されているシンガポール/成田線が直行便となる可能性については、B787がすべて納品された後に検討されるという。ウィルソン氏は「まず、就航先を増やす」考え。ただし、同社にとって成田/台湾線はロードファクターもよく「大事な路線」(日本・韓国支社長、坪川成樹氏)との認識で慎重な判断がされることになるだろう。

なお、今回の燃費効率が良いB787導入で1座席あたり燃費27%削減、導入されるB787‐08、B787-09が両機ともに整備、運航パイロットが共通することから、同社は大幅なコスト削減が実現するという。


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