成田空港、「離着陸制限の弾力的運用」の実施件数が28件に

成田空港で現在実施されている離着陸制限(カーフュー)の弾力的運用の実施件数が、運用開始の2013年3月31日~10月30日までの間で28件となった。対象となる事由として最多だったのは「やむを得ない理由による遅延(離陸)」で11件。続いて「出発地空港での遅延(着陸)」9件、「玉突きにょる遅延(着陸)」7件、「成田への引き返し(着陸)」1件だった。なお、8月までの段階での発表は総数24件、今回の発表では「玉突きによる遅延」が4件増えている。

離着陸制限(カーフュー)の弾力的運用は、2013年3月29日に行われた「成田空港に関する四者協議会」での合意を受けて開始されたもの。航空会社の努力では対応できないやむを得ない場合には、23時〜24時に限り離着陸が認められる。昭和53年の開港以来、成田空港は23時から翌朝6時までの時間帯の離着陸は原則として禁止してきたが、昨今LCCなどの運航が増加し、最終便の欠航や目的地変更などが生じる場合が多く、利便性の点で課題を抱えていたことから開始された措置だ。


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