主要57旅行会社、海外旅行は0.2%減の1454億540万円で前年並み -2014年1月

観光庁が取りまとめた2014年1月の旅行取扱状況速報によると、主要57社の総取扱額は前年比5.0%増の4202億4432万円となった。このうち、海外旅行は0.2%減の1454億540万円となり、前月のプラス推移から一転して前年並みにとどまった。一方、国内旅行は7.8%増の2703億1381万円で、12か月連続でプラス推移となり、好調を持続。外国人旅行も22.7%増の45億2510億円と前年を上回った。

海外旅行を旅行会社別で見ると、1位がJTBグループ(14社計)で1.0%減の276億9410万円で、2位がエイチ・アイ・エス(HIS)で2.0%増の231億9960万円、3位が阪急交通社で5.2%減の151億9362万円。上位3社のうち2社が前年を下回る結果となった。

募集型企画旅行(ブランド商品)の取扱状況では、0.6%増の492億4848万円と前年をわずかに上回ったが、取扱人数は13.2%減の27万1190人で大幅に減少。いまだ韓国、中国方面の低迷が影響しているという。

ただし、JTBコーポレートセールスが19.5%増の27億2532万円、JTBビジネストラベルソリューションズが8.3%増の36億4132万円、エムオーツーリストが16.3%増の24億1978万円などと2ケタ増で推移しており、法人需要や業務渡航が上向き基調にあることがうかがえる。

なお、募集型企画旅行の国内旅行は、取扱額が9.3%増の651億8258万円、取扱人員が5.3%増の254万8345人、外国人旅行は取扱額が69.3%増の2億3239万円、取扱人数は99.8%増の1万3641人だった。

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