LCCセプパシフィック、EUへの路線展開が可能に、乗り入れ規制解除で

欧州連合(EU)の欧州委員会は EU 域内での飛行禁止航空会社リストを更新し、2010年から続いていたセブパシフィック航空(5J)へのEU加盟国乗り入れ規制を解除したと正式に発表した。これにより、5Jは、EU加盟国内への路線開設が可能になる。

同社の代表取締役社長兼最高責任者ランス・ゴーコ ングウェイ氏は「セブパシフィック航空が国際航空安全基準に完全準拠し、その安全性向上の為に努 力し続けてきた結果、EU への乗り入れ解禁につながった事を、大変嬉しく思っている。 この大きな前進はフィリピン政府、中でもフィリピン航空当局の全面的な協力なくして は実現出来なかった事である」と、述べている。

同氏は今回の規制解除でEU 諸国で働く約100万人のフィリピン人に、「セブパシフィックの低価格運賃とフィリピン国内の路線網を提供できる」とコメントしており、EU内に自国民の需要があるとの考えだ。

現在、5JはA319型10機、A320 型29機、A330型3機およびATR-72 500 型8機の合計50機を保有。 2021年までには、新たにA320型12機、A321neo型30機、A330型3機を受領する予定だ。

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