CtoC取引きの「フリマアプリ」利用経験者は約3割、「みるだけ派」が約半数 ―MMD研究所調査

MMD研究所は、スマートフォン所有者を対象に「フリーマーケット(フリマ)アプリ」の利用状況を調査した。フリマアプリとは、フリーマーケットのようにユーザー間で(CtoC)、個人の商品を売買・取引を行うことができるスマートフォン向けアプリ。出品が簡単で、普及しつつある。今回の調査結果によると、、フリマアプリを利用したことがあるのは全体のうち約3割(31.1%)で、そのうち実際にアプリを使用して「出品・購入経験がある」のは47.9%、「閲覧のみ」が52.1%という状況にあることがわかった。

利用状況の内訳は以下のとおり。

MMD研究所:発表資料より

また、フリマアプリ未経験者のうち「利用してみたい」意向を示したのはまだ少数派ながら女性が20.5%、男性15.1%と女性のほうがやや多い傾向に。実際に利用して出品してみたいものについては、女性は「レディースファッション関連」(67.6%)が大多数をしめる一方で、男性は「メンズファッション」(37.4%)、「エンタメ・ホビー」(29.7%)、「家電」(28.7%)と意向が分散した。「出品してみたいもの」に関する男女別の意向は以下のとおり。

MMD研究所:発表資料より

なお、福袋を購入した際に「不要なもの」が入っていた場合に経験した対処方法を尋ねたところ、「ネットオークション」(8.7%)、「フリマアプリ」(5.2%)、「フリマ(インターネット)」(3.3%)とネットでの販売経験者はまだ少数で、「友人・知人・家族に譲る」が48.6%、「保管しておく」が38.5%、「捨てる」が21.3%。フリマアプリなどを通じて不特定多数の人と価値交換をする習慣は、まだ広く浸透していない状況が明らかになった。

この調査は、2015年1月9日~10日にインターネット上で実施されたもの。調査対象はスマートフォンを所有する10代~60代の男女で有効回答数は1万6927名。

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