(4/1限定記事)パスポート(旅券)もスマホの中に、スマホアプリ公開で出入国も迅速化

【注意】このページは「4月1日限定」の記事です。毎年4月1日(いわゆる「エイプリル・フールの日」)にだけお読みください。

日本政府はこのほど、パスポート(旅券)のスマートフォン(スマホ)向けアプリを公開した。パスポートは従来、印刷された冊子版のみだったが、今回のスマホアプリ公開により、申請者は印刷版かスマホアプリ版かを選択できるようになる。不正防止対策としては、音声認証を採用。出入国の審査場では、「オープン・セサミ」(「開けゴマ」の英語表現)と発声するのが世界共通の合言葉となる。音声認証の文章は「オープン・セサミ」という発声のほか、「エイプリル・フール」という発声でも対応している。

今回のパスポートのスマホアプリの背景には、スマホの爆発的な普及がある。内閣府の「消費動向調査」ではスマホの一般世帯の普及率は54.7%(2014年3月末時点)と過半数を超えている。

今回のアプリ化でコスト削減にも大きく貢献するという。普及を促すために申請料も割安に設定された。従来のパスポート申請は10年間で1万6000円だが、アプリ版は1000円に設定。若年層を中心に普及が期待される。

アプリ開設に合わせ、成田空港および関西空港ではスマホ専用の出入国審査レーンを開設した。出入国の際はアプリを起動し、所定の端末にかざす。なお不正防止のため、音声による人間実在の認証も同時におこなわれる。審査端末の横に設置してあるマイクに向かい「オープン・セサミ」(「開けゴマ」の英語表現)と発声する必要がある。これは出入国審査にパスポートのスマホアプリを採用しているすべての国で共通。

出入国の審査レーン横に設けられた専用の充電ブース

スマホのバッテリー切れで電源が入らないと出入国ができなくなるため、審査ゲートの横に専用の充電ブースも設けられた。充電料金は一回あたり324円(税込み)。現金のみでクレジットカードは使用できない。

なお、このパスポートのスマホアプリは実証実験で開始されるため、発給は報道機関と連携して抽選でおこなわれる。本ニュースサイト「トラベルボイス」にも100名分の枠が与えられ、希望者を対象に抽選をおこなう予定。詳細については準備が整い次第、トラベルボイスのメールマガジン「今日のヘッドライン」の読者限定で募集をおこなう。募集開始の通知を受けるためにはこのメルマガへの事前登録が必要。

トラベルボイス編集部では、最後まで読んでいただいた読者の方に、この記事公開日が「4月1日」(いわゆるエイプリル・フールの日)であることへの厳重な警戒と注意を改めて呼びかけている。

参考記事: (4/1限定記事)入国スタンプに日本アニメのキャラクター採用、まずは「ドラえもん」型から、訪日旅行強化の一環で -トラベルボイス


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