京都、市と大学がMICE誘致で連携強化、観光分野の人材育成や共同プロモーションなどで

京都市はこのほど、国際学術都市としての活性化を目的に京都大学と協定を締結した。今後、京都大学の山極寿一総長が提唱する「京都アカデミア構想」の実現も視野に、国際学会や国際会議の誘致を促進するほか、京都を基盤にした観光を創造し将来を担う人材育成にも取り組んでいく。

今回の連携協定では、「国際学会・国際会議の誘致および開催促進」「海外での留学生誘致の連携プロモーション」「観光分野の人材育成」「卒業生の京都観光支援」といった内容での連携・協力が対象。

たとえば、大規模MICE(国際学会や国際会議など)開催に関しては、誘致を行う時点から京都が協力。大学内に相談窓口を設けるといった取り組みを行う。

また、留学生誘致の連携プロモーションでは、同市が海外で行うプロモーションに伴い京都大学への留学生誘致を実施する予定。2017年度までに「市内の留学生数1万人増加」といった目標も掲げられている。

人材育成面では、両者連携のもとこれまで実施してきた「京都観光経営講座」の内容をさらに充実させ、「観光経営」に必要なスキルやノウハウの学習も目指す。同時に、京都大学主催により実施されてきた市民と外国人旅行者をつなげるプロジェクト「GENUS TABLE」に今後同市も連携して関与することで、観光分野に携わる人材育成を行う考えだ。

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