東京の離島・伊豆諸島に特化したインバウンド事業を展開するコク社は、訪日外国人向けのパッケージツアー予約システム「Tokyo Islands Explorer」の正式なサービス提供を開始した。これまで分散していた予約ルートを統合し、宿泊や島への交通、ダイビングやトレッキングなどの現地体験をまとめて手配できるようにした。旅行商品の販売だけでなく、島内事業者に対する訪日客の受け入れ対応支援にも活用する。
東海汽船などの交通事業者や島内の宿泊施設などの事業者と連携して、パッケージツアーを企画し、ウェブサイトで販売する。クレジットカードによる事前決済にも対応している。
2026年度は大島、利島、新島、式根島、神津島を中心に展開し、八丈島や三宅島、御蔵島、青ヶ島も順次対象に加える。現在は英語で対応しているが、今後は繁体字中国語など多言語への拡充を計画している。
島内事業者に対しては、訪日客のチェックイン対応の負担軽減を目的に、多言語対応の案内資料やQRコードを活用した説明ツールの整備に取り組む。
コク社は、インバウンド向けに伊豆諸島の魅力を発信するメディア「Tokyo Islands」を2014年に開設。10年以上にわたる運用で得られた知見を生かして、東京都が実施する「東京宝島チャレンジプロジェクト」に応募し、このシステムの事業が採択された。同プロジェクトでは、島しょ地域の魅力発見とブランド化に向けて、新たなサービスの起業、事業化に向けたチャレンジを支援している。

