デルタ航空、機内の業務用タブレットに搭乗者情報の新機能追加、客室乗務員のサービス向上へ

デルタ航空(DL)は、客室乗務員の業務用タブレット端末に新機能「ゲストサービスツール」を追加した。これにより、手元ですばやく搭乗者情報にアクセスすることで、ニーズに合ったサービスを提供することが可能になる。同社は今後、さらにツール機能を拡張し、乗り継ぎ便の情報や出発ゲート番号なども確認できるようにしていくほか、事前登録内容にもとづいて、好みにあった食事やドリンクを提供してくサービスも展開していきたい考えだ。

デルタ航空は、機内での書類削減、環境保全を目的に2014年秋から2万2000人以上の全客室乗務員にノキアのLumia 1520を支給している。

このほか、2015年9月1日から、500ページ、重さ5ポンド(2.3キロ弱)のサービスおよび安全マニュアルはすべてタブレット端末にデータとして保存することで、機内に搭載する書類の量を削減。これにより、年間55トンの書類を減らすことができ、二酸化炭素排出量を1800トン削減することが可能になるとしている。

同社は、2013年にパイロット全員にもマイクロソフトのタブレット端末を支給。航路図や航空機の運航マニュアルなどの書類が入ったフライト・キットに代わる「エレクトロニック・フライト・バッグ(EFB)」として活用しているほか、地上データへのリアルタイム・アクセスの導入などパイロットの業務効率を高める取り組みを行っている。

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