日米の羽田発着枠の決着に米航空4社が声明、デルタ航空は「厳しく制限された空港」に失望感

羽田空港発着枠の配分に関する日米航空交渉がまとまったことを受けて、米系航空各社がコメントを出した。合意された内容は、昼間時間帯で双方1日5便ずつ、深夜早朝時間帯枠(午後11時〜翌午前6時)で双方1日1便ずつの1日計12便。今後は日米双方で航空会社への配分が行われる。

現在、深夜早朝時間帯枠でサンフランシスコ線を運航しているユナイテッド航空は「羽田の昼間時間帯発着枠が配分されたことで、世界中のビジネス客、レジャー客双方に新たな選択肢を提供できるようになる。ユナイテッドの主要ハブであるサンフランシスコと東京を結ぶ路線でも、さらに利便性の高いアクセスを提供できることになるだろう」と日米航空交渉妥結を歓迎するコメントを出した。

アメリカン航空も同様に「日米間の航空関係を強化するもの」として評価。同航空のスコット・カービイ社長は「今回の決着により、アメリカン航空の顧客は東京の都心に昼間にアクセスすることができるようなるため利便性が向上する。また、米国での出発/到着時間もさらに望ましいものになる」とコメント。同航空は2月13日に深夜早朝時間帯枠を活用して、羽田/ロサンゼルス線に就航したばかりだが、同社長は「昼間時間帯枠の運用が始まる今年の秋にも昼間に変更する」と合わせて明らかにした。

ハワイアン航空も歓迎の意を示し、マーク・ダンガリー社長は「今回の合意が、東京と米国との路線強化につながり、旅行者の利便性向上と選択肢の増加だけでなく、米国での雇用創出にも貢献するものになるだろう」とコメントした。同航空は現在、深夜早朝時間帯で羽田/ホノルル便をデイリーで運航。さらに、今年7月23日からは成田/ホノルル線にもデイリーで就航する予定だ。

一方、成田をハブ空港と位置づけ、今回の日米航空交渉に危機感を示していたデルタ航空のピーター・カーター執行副社長兼最高法務責任者は、部分的な開放に終わったことから「非常に残念」とコメント。「羽田空港では引き続き競争が制限され、厳しく規制された空港となる。デルタ航空の事業が影響を受けることは避けられないが、成田のハブ機能および現在のアジア路線をできるだけ長く存続できるように最善を尽くしていく。これから綿密な分析を行い、その結果に基づき路線の調整を行う予定だ」との声明を出した。


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