ナビタイム、訪日外国人の行動データ提供で新サービス、都道府県・時間帯別の流動マップなど

ナビタイムジャパンは2016年5月10日、企業向けに外国人旅行者の行動データ(インバウンドGPSデータ)提供を開始した。訪日外国人向け観光案内アプリ「NAVITIME for Japan Travel」で取得した過去12か月分のGPSデータを、ウイングアーク1st社による第三者データ提供サービス「3rd Party Data Gallery」を通じて提供するもの。

全国の都道府県・市町村別・1キロメートルメッシュ別などに、旅行者の国籍・時間帯別の滞在や移動状況を把握できる「訪日外国人エリア滞在分布」と、都道府県間・市町村間の滞在を「訪日外国人エリア相関流動」がデータとマップで提供。このマップを利用することで、企業は外国人に人気のあるエリアや移動状況の実態データを把握して分析、マーケティングに役立たせることができる。

「訪日外国人エリア滞在分布」のイメージは以下のとおり。

ナビタイムジャパン:報道資料より

「訪日外国人エリア相関流動」のイメージは以下のとおり。

ナビタイムジャパン:報道資料より

ナビタイムジャパンでは、交通コンサルティング事業として、訪日外国人の行動や、国内観光、交通関連のビッグデータを提供中。同事業の一環として、経済産業省「地域経済分析システム(RESAS)」へのデータ提供もおこなっている。

また、ウイングアーク1stの「3rd Party Data Gallery」では、人口統計や気象履歴、企業データといった各種調査統計データを集結して第三者データとして企業に提供している。


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