AR位置情報ゲームを体感するバスが登場、世界初の「イングレス」バス内覧会に行ってきた 【画像】

ウィラートラベルは7月17日、オンラインゲーム「Ingress(イングレス)」の世界観を体感できるバス「NL-PRIME」の運行を開始した。イングレスを運営するNiantic(ナイアンティック)と共同開発したもの。運行に先立ち、7月16日にお台場で開催されたイングレス公式イベント「AEGIS NOVA(イージスノヴァ)」で内部を公開した。

イングレスとは、拡張現実(AR)と位置情報を利用し、世界規模で行なわれる陣取りゲーム。いま話題の「ポケモンGO」の先駆け的ゲームだ。ダウンロード数は世界1500万以上。その世界各国のプレイヤーが2つのチームに分かれ、オンライン上のマップを頼りに現実世界を移動して、実際の場所(ポータル)の位置情報の取得を競う。

左から)ウィラー村瀬氏、ナイアンティック川島氏

ウィラーアライアンス代表取締役の村瀬茂高氏は今回のコラボを提案した理由について、「ゲームの世界だけではなく、多くの人に外に出て楽しんでいただこうとするのがイングレスの本当の魅力」とし、「移動で交流や体験を促進する弊社のビジョンと合致した」と説明。同社では、バスや地域の事業者と乗客の交流を生む移動手段としての取り組みを強めているところで、今年4月には新事業の「レストランバス」を開始した。今回のイングレスバス「NL-PRIME」はその第2弾の位置づけでもあるという。

また、今回の公式イベント「AEGIS NOVA」には過去最大の1万人以上(公式発表)が参加。そのうち1割が海外からの参加者だ。ネット上の世界に留まらず、リアルの世界での集客力もある。「NL-PRIME」も予約開始後すぐに予約が埋まったコースがあるほど好調で、7月はほぼ満席。運行予定のなかった7月18日も急きょ設定した。村瀬氏によると、予約の2割が外国人だといい、インバウンドで3~4割を目指す。地方でのイベント開催にあわせた地方展開で、地域活性化に繋げたい考えだ。

村瀬氏は「思い出を深めるには経験を多重化させることが重要」と語り、同バスはそれをイングレスで実現するツールの一つになるとアピールする。車内ではゲームの実績として付与される同バスならではのアイテムのほか、ストーリーに沿った日本オリジナルの演出、車内で乗客同士が交流できる仕掛けなども用意する。これに対してナイアンティックアジア統括本部長の川島優志氏も「相当すごい体験ができる。イングレスの濃度に満ちた特殊な空間になってる」と太鼓判を押した。車内の様子は以下の画像へ。

▼イングレスバス「NL-PRIME」は、イングレスのエネルギー「XM(エキゾチックマター)」の調査バス。乗客はバス車内で日本のXM研究者「司アキラ」の手伝いで、車内でXMに関わるNL-PRIME実験を行なうというストーリー設定となっている。

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▼シートのプライベートモニターで概要説明の映像を放映。イングレスの知識試しやXM調査に関わるクイズなどの質問もある。言語は日本語ナレーションに英語の字幕表示の2か国語対応。

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▼限定アイテムの「NM-PRIME」オリジナルメダルと特製封筒。メダルカードの裏にパスコードが書かれている。また、車内で乗客同士が自己紹介したり、周囲の協力が必要なテストなどで交流を促す仕組みも用意。Tシャツや手ぬぐい、扇子などオリジナルの公式グッズも制作し、車内販売も行なう。

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【「NL-PRIME」運行日と運行路線(2016年7月~10月)】

  • 水・金・土・祝日
    • 成田駅→東京鍛冶橋
    • 東京鍛冶橋→東京鍛冶橋(1時間の運行を1日4本)
    • 東京鍛冶橋→成田駅
  • 日曜日
    • 成田駅→東京鍛冶橋
    • 東京鍛冶橋→横須賀(自由時間5時間)→東京鍛冶橋
    • 横須賀→横浜(自由時間3時間)→横須賀
    • 東京鍛冶橋→成田駅

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取材:山田紀子(旅行ジャーナリスト)

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