青森「浅虫観光ホテル」の旧経営業者が破産開始、負債総額は約13億円 ―東京商工リサーチ

東京商工リサーチによると、青森の「浅虫観光ホテル」を2014年まで運営していたAKH社が2017年1月20日、破産開始決定を受けた。負債総額は債権者34名に対して約13億円。

同社は1930年に「浅虫観光ホテル」を創設。立地条件や料理などを強みに高い評価を受けていた。ピークだった1993年3月期には売上高約8億6400円を計上したものの、その後宿泊客が伸び悩み、減収が続いていた。さらに2012年には東日本大震災の影響で売上高が約2億3000万円まで低下。借入金の返済が滞る事態に至り、経営改善に向けた協議を進めたが状況は改善せず、2014年に競売が決定。群馬県のホテル経営会社が土地建物を落札し、新たな体制で運営を開始。同社は東京に所在地を移して「AKH」に商号変更をおこない、今回の措置に至った。

なお、AKHと同時に、青森県浅虫の関連会社で経営コンサルタント業のBiMALEE社、ホテル経営の移川も同時に破産開始決定を受けている。

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