GW期間の旅行は日並びよく海外が微増、総旅行者数は1.7%減の2360万人 ―JTB予測(2017年)

JTBは、2017年のゴールデンウィーク期間(2017年4月25日〜5月5日)の旅行動向の見通しをまとめた。それによると、総旅行人数は前年比1.7%減の2360万人になる見通し。そのうち、国内旅行人数は1.8%減の2300万人、海外旅行人数は1.2%増の59万5000人を見込む。同社パッケージツアーの予約状況によれば、国内・海外旅行ともに出発日のピークは5月3日と予想される。

国内経済状況では、国内個人消費は持ち直しの傾向がみられ、企業決算は好調である一方で、海外経済の不確実性や先行き不透明感も継続。アンケートでも「支出を増やしたい」割合は前年よりも0.2ポイント減少するなど、現状維持を期待する意識がみられた。

海外旅行は欧州方面が復調傾向、近距離やカナダも人気

予約状況をみると、海外旅行先では、羽田/ハワイ島・コナ直行便が就航したハワイが人気。欧州方面も低迷から復調がみられる。近距離では台湾やシンガポール、グアムなどに人気が集中する傾向にあり、遠距離では建国150周年を迎えたカナダ、北欧やスペイン、ポルトガルも好調という。

昨年と比較すると日並びがよいことで、旅行人数は微増となる見通し。しかし一方で、LCCを利用した価格を抑えた旅行の浸透などにより、近距離旅行が定着増加。旅行の平均費用は、前年比0.8%減の25万7000円と予測する。

2017年GW期間の海外旅行人数推計は以下のとおり。

JTB:報道資料より

国内旅行の目的は「帰省」が最多、旅行日数は長短の2極化か

国内旅行の予約状況では、北海道や沖縄などの遠距離が人気。そのほか、開業一周年を迎えた北海道新幹線エリアや、4月1日に名古屋でオープンする「レゴランド」関連商品で首都圏の予約が増加している。

アンケートによれば旅行の目的は「帰省、離れて暮らす家族と過ごす(27.6%)」が最多で前年よりも13.7ポイント増と大幅な伸びに。利用宿泊施設は「実家・知人宅(34.5%)」が前年比7.3ポイント増。「ホテル(42.6%)」は2.6ポイント増にとどまった。また、旅行日数をみると、「1泊2日(45.3%)」が最多となっている一方、「4泊5日(5.4%)」が前年比2.8ポイント増となっている点が特徴。日並びの良さを活用して、長期の旅行を予定する人も一定割合存在するとみられる。国内旅行の平均費用については、前年並みの3万5200円と予測している。

この調査は、1200人から得た旅行動向アンケートの回答、JTBグループの販売状況、航空会社の予約状況、業界動向などをもとに推計したもの。今年で49回目となる。調査の対象は「1泊以上」の旅行に出かける人。

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