世界的な旅行卸企業「ホテルベッズ・グループ」、ライバルGTA社を買収、アジア・中東市場を狙い成長戦略を加速

ホテルベッズ・グループは2017年4月21日、クオニイ・グループのB2B事業部門、GTAを買収すると発表した。ホテルベッズは今年2月、北米市場を拠点とするツーリコ・ホリデイズ買収を発表したばかり。続いてアジア太平洋・中近東マーケットに強いGTAを自社グループに加えることで、ホテル客室のB2B事業における世界展開の足場固めを急ぐ。

買収金額は不明。GTA買収の諸手続きは、関係当局の承認を得てからの完了となる。

GTAは1975年に英国で創業した老舗。ホテルを中心に、トランスファー、観光、旅行関連サービスなどランド・オペレーション全般を扱う。2011年にトラベルポートからクオニイが買収していた。

現在は旅行会社、販売代理店、オンライン旅行会社向けにオンラインとオフラインでBtoB事業を展開。APIやオンライン予約プラットフォームも提供している。また一般消費者向けの予約サイトでは、北米市場で「トラベルバウンド(TravelBound)」、欧州・南米・豪NZおよび南洋州で「トラベル・キューブ(TravelCube)」を運営している。GTAによると、これら全事業を合わせると、1日当たりの取扱予約件数は4万件にぼる。

ホテルベッズにとってはライバルでもあったGTAだが、アジア太平洋や中近東マーケットで取扱を拡大しているGTAをグループ内に取り込むことで、さらに成長戦略を推し進める方針。一方、GTAのイヴァン・ウォルター最高経営責任者(CEO)は「ホテルベッズ・グループと一緒になることで、今まで以上にBtoB事業を強化していく」とコメントしている。

なお、GTAが昨年末、買収したばかりの欧州ランド・オペレーター、MTSグローブは、今回の買収対象に含まれず、以前のオーナーが買い戻す見込み。

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