【年頭挨拶】Booking.com 日本統括ディレクター、アダム・ブラウンステイン氏 ―民泊は右肩上がりに伸長を予測、タビナカ「体験」を拡充へ

ブッキング・ドットコム・ジャパンの北アジア地区統括 兼 日本地区統括 リージョナル・ディレクター、アダム・ブラウンステイン氏が2019年を迎えるにあたって年頭所感を発表した。

ブラウンステイン氏は2018年を振り返り、重要市場である日本での様々な事業が堅調な伸びを示したと説明。特に、バケーションレンタル分野は今後も右肩上がりに伸びると展望する。日本法人創立10周年に当たる2019年は、企業理念である「宿泊施設の予約という範囲を超えた旅の総合的な体験」の提供をさらに推進。日本での存在感を一層高めていきたいとしている。

発表された内容は以下のとおり。原文のまま掲載する。


2018年の総括と新年の展望

新年明けましておめでとうございます。謹んで新春のお慶びを申し上げます。

2018年はBooking.com(ブッキング・ドットコム)にとっても、日本の旅行業界においても目覚ましい発展の年となりました。

数々のユニークな滞在先のさらなる拡充に注力することで、ブッキング・ドットコムはあらゆる事業区分での成長を果たしました。現在、世界全体で登録されているリスティング数(掲載室数)は2900万件に上ります。重要市場として位置付けている日本の宿泊施設のリスティング数も2万件を超えるなど、堅調な伸びを見せたことから、ブッキング・ドットコムを利用して全国各地を訪れる旅行者の数がインバウンド(訪日旅行者)のみならず日本人旅行者も大幅に増加し、今やブッキング・ドットコムの日本での予約数の半数以上を占めるまでになっています。

一方、観光需要が高まっている日本は、訪日旅行者にとって引き続き非常に人気の高い国であり、ブッキング・ドットコムにおける渡航先ランキングでは2012年の世界32位から現時点で8位にまで上昇しています。このように増加し続ける多様な訪日旅行者が日本での滞在を楽しんで頂けるよう、サイトやアプリ、カスタマーサービスは43言語で対応しています。

バケーションレンタルのカテゴリーでも、一軒家やアパートメントをはじめとするユニークな滞在先のリスティング数が580万件を突破し、世界全体でのリスティング数は前年比約20%増を達成しました。ブッキング・ドットコムは世界中の一軒家やユニークな宿泊施設の情報源として業界一のリスティング数を誇り、訪日旅行者・国内旅行者は、宿坊や古民家など、国内12万件に上る多彩なリスティングの中から宿泊施設をお選びいただけます。

これらのタイプのバケーションレンタルは、日本人の旅行者や宿泊施設オーナーからも関心と需要が高まっています。ブッキング・ドットコムの最新の調査によると、日本人の11%がホテルよりも別荘やアパートメントなどのレンタルタイプの施設に泊まりたいと回答し、9%が旅行者用宿泊施設の紹介サイトに自宅を登録することを検討したいと回答していることから、同カテゴリーの需要と供給が今後も右肩上がりに伸びることが予想されます。

6月の住宅宿泊事業法(民泊新法)の施行を受け、ブッキング・ドットコムはその規定を厳守すると共に、日本の政府機関とも密接に連携しています。12月には、国内外の事業者8社とのパートナーシップによる「住宅宿泊協会(Japan Association of Vacation Rental)」の設立について発表をしました。ブッキング・ドットコムは協会の一員として、日本におけるバケーションレンタル事業の振興とさらなる基盤づくりに貢献できるよう尽力しています。

ブッキング・ドットコムでは、宿泊施設の予約という範囲を超えた旅の総合的な体験を提供していくという『Empower people to experience the world』を企業理念に掲げており、その取り組みの一環として、「ブッキング・エクスペリエンス(Booking Experience)」の運用を5月に開始しました。これは、猫カフェから食品サンプル製作体験、バーチャルリアリティ(VR)体験まで、東京、大阪、京都において、国内外からの旅行者の滞在をさらに充実させるアクティビティを紹介し、支払いも簡単に済ませることのできるサービスで、予約していただいた方には、優先入場などの特典も提供されます。このサービスは現在、世界80ヶ所を超える人気の旅行先で提供されており、今後もユニークなプランが順次追加される予定です。

また世界有数のテクノロジー企業でもあるブッキング・ドットコムは、お客様の体験をより一層向上させると同時に、宿泊施設のオーナーや管理者の収益拡大を後押しすべく、テクノロジーへの継続的な投資に大きく力を入れています。旅をさらに快適なものにするため、引き続きメッセージ交換テクノロジーやAI、機械学習、音声認識といった、最新テクノロジーの模索およびテスト運用を進めてまいります。

既にすべてのお客様に機械学習を活用したサービスをご利用いただいていますが、お客様からのよくある宿泊関連の質問に対し、一次サポートを即時にご提供する、AIを駆使した最新のチャットボット「Bookingアシスタント」を近々日本のお客様向けにご提供を開始する予定です。サイトの使いやすさは日本人のユーザーにもご好評をいただいており、今後もご利用いただく方々にフォーカスをおいたインターフェースの提供や機能の向上を目指してまいります。

2019年は、日本にとって新たな年号が始まる歴史的な年となりますが、ブッキング・ドットコムの日本法人であるブッキング・ドットコム・ジャパン株式会社にとっても、この市場での創業10周年を記念する重要な節目にあたります。この10年間、弊社はすばらしい旅路を歩むことができました。また、日本はこれから数年にかけて、ラグビーワールドカップや東京オリンピックなど世界を魅了するイベントをたくさん控えていますが、当社はそうした国際イベントの一翼を担えることを大変うれしく思います。

日本が誇る極めて独特な文化、歴史、自然の美、そして洗練された料理を旅行者がしっかりと発見し体験することができるようお手伝いをするだけでなく、日本人旅行者が世界のあらゆる滞在先で思い出に残る素晴らしい時間を過ごして頂けるようにすることも、ブッキング・ドットコムの目標です。これからも日本での存在感を高め、日本各地の宿泊施設提供者との長期にわたる関係を築くことで、国内旅行者ならびに訪日旅行者が、日本の魅力的な宿泊施設をもれなく楽しむことができるよう鋭意努力してまいります。

ブッキング・ドットコム・ジャパン株式会社


北アジア地区統括 兼 日本地区統括 リージョナル・ディレクター
アダム・ブラウンステイン

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