世界に地域の「食」を発信する「SAVOR JAPAN」、農水省が新たに6地域を認定、全国27地域に

農林水産省は、インバウンド需要を農山漁村に呼び込むための仕組みとして創設した「SAVOR JAPAN(農泊食文化海外発信地域)」について、新たに6地域を認定した。「SAVOR JAPAN」とは、農泊を推進している地域の中から、特に食と食文化によってインバウンド誘致を図る地域の取り組みを農林水産大臣が認定するもの。2016年度から始まり、これまでに21地域の食が認定されている。

今年度については、今年6月から7月にかけて取組計画の募集を行った結果、全国7地域から申請を受け付け。認定地域の選定に当たっては、観光庁との協議および「SAVOR JAPAN」有識者会議委員からの助言を経たのち、農林水産大臣から国土交通大臣へ意見照会を行ったうえで、以下の6地域を認定した。

認定された地域は以下のとおり。

長野県小諸市 こもろ観光局: 「おにかけそば」

江戸時代初期、小諸城主が「蕎麦切り」を領民に広めたことにより蕎麦文化が根付いた。この地域では、小諸産野菜や山菜を入れた具沢山な「おにかけ」という特徴的な食べ方がある。歴史ある景観や醸しの食文化で栄えた地域ならではの白味噌とワイン造りでインバウンド誘致を図る。

長野県山ノ内町 山ノ内町グリーンツーリズム協議会: 「りんご」「そば」

スノーモンキーや志賀高原がある山ノ内町。大自然の中で生産されたりんごなどの農産物を与えて育てた信州牛が味わえるほか、山ごぼうの葉の繊維をつなぎに使った須賀川そばや丈夫な根曲がり竹で作られる竹細工など独自の食・生活文化を体験することができる。

愛知県南知多町 南知多農泊推進協議会: 「鯛料理」

御弊鯛」として古来より伊勢神宮に奉納してきた鯛など、海の幸、里の幸が豊富であり、大漁や航行安全などを祈願する伝統ある祭りが年間を通じて催されている。伝統ある祭りと食でインバウンド誘致を図り、地域の伝統行事や食文化の継承を推進。

鳥取県/兵庫県因幡・但馬地域 麒麟のまち観光局: 「牛すすぎ鍋」

山陰海岸ジオパークに位置し、独特の地形・自然環境の中で但馬牛や鳥取砂丘らっきょう、こおげ花御所柿などを生産。霊獣・麒麟が息づく「風と暮らす大地」をコンセプトに砂丘でのアクティビティや農村地域での生活文化体験とともに食材の良さを生かした食を提供。

愛媛県八幡浜市 八幡浜市ふるさと観光公社: 「さつま汁」

「みかんと魚のまちを暮らすように旅する」をテーマに、古くから営まれてきたトロール船の漁業の歴史とじゃこ天やさつま汁などの食文化を農林漁 業体験や料理体験で学ぶことができる。温州みかんの大産地であり、宇和海を望むみかんの段々畑など美しい景観も魅力。

長崎県島原半島地域 島原半島観光連盟: 「手延べそうめん」

雲仙火山を有し、火山の恩恵である湧水を利用したかんざらしやそうめん、水蒸気を利用した蒸し料理が発達。火山性土壌で生産されるじゃがいもなど農業も盛ん。噴火の歴史や火山と共生してきた人々の暮らしを壮大な自然景観を堪能するとともに、食や農林漁業体験等を提供。

SAVOR JAPAN 認定27地域(報道資料より)

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