関西でホテル展開の「WBFホテル」、民事再生手続きへ、負債額160億円

東京商工リサーチによると、関西を中心にホテル事業を展開するWBFホテル&リゾーツ(大阪市)が2020年4月27日、大阪地裁に民事再生法の適用を申請し、監督命令を受けた。負債総額は債権者575名に対し、約160億円。

同社は関西旅行中堅のホワイト・ベアーファミリー(大阪市)のグループ会社として2009年に設立。新型コロナウイルス関連では最大規模の倒産になる。なお、複数企業から再建支援表明を受け、スポンサー企業選定を予定。他のグループ会社やホテルは現在も営業を続けている。

ホワイト・ベアーファミリーは、国内主催旅行「しろくまツアー」や「ジオツアー」、海外主催旅行「ハッピーホリデー」を看板商品とするほか、ホテル、レンタカー、ECなど多岐の事業を手がけ、近年はインバウンド需要で業容を拡大してきた。WBFホテル&リゾーツは、グループ企業と連携しながらホテル・リゾートの運営受託、フィットネスの運営を担当し、2019年3月期の売上高は47億円に上っていた。

しかしながら、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が旅行業界を直撃。2月以降、宿泊客のキャンセルが相次いだのに加え、ホテル開設などに伴う多額の資金を銀行借入金に頼ってきたため、資金繰りが悪化した。事態終息の見通しが立たないことから、事業を支え切れないと判断し、今回の措置となった。民事再生法適用を申請したのはWBFホテル&リゾーツのみ。

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