【年頭所感】アメリカン航空 日本・韓国地区営業本部長 矢島 隆彦氏 ―3月末に羽田/LA、ダラス線を再開へ、本格的な需要回復へ努力

アメリカン航空 日本・韓国地区営業本部長 矢島隆彦氏が、2021年を迎えるにあたって年頭所感を発表した。

矢島氏はコロナ禍で、同社が旅客の安全と健康を守ることを最優先に感染予防対策を徹底したことを振り返り、本年もさらに強化すると説明。接種が始まったワクチンをはじめ、医療に関わる物資輸送を通じてコロナ収束に貢献し、自由な移動の再開に向けて尽力すると述べた。

3月末には、日本路線で現在運航中の成田/ダラス線(毎日運航)に加え、羽田/ロサンゼルス線、ダラス線の再開を予定しており、本格的な需要回復に向け、日本地区一丸となって努力すると述べている。

発表された内容は以下のとおり。原文のまま掲載する。


2021年 年頭所感

明けましておめでとうございます。

2020年は、新型コロナウィルスにより人の移動が制限され、ツーリズム産業・業務渡航にとって非常に厳しい一年となりましたが、アメリカン航空をご利用になられるお客様とビジネスパートナー各社様のご支援を賜り、新たな年を迎えることができ改めまして御礼申し上げます。

アメリカン航空は2020年、お客様の安全と健康を守ることを最優先に考え、 “Clean Commitment(清掃と消毒の徹底)”と称し、徹底した感染予防対策に取り組んでまいりました。当社では、EPA(アメリカ合衆国環境保護庁)承認の消毒剤を静電スプレーで機材に散布。さらに、コロナウィルスを含む99.9%のウィルスを殺菌し、機材の表面を持続的に強力保護するSurfaceWise(R)2を使ったコーティング処置を始めた最初の航空会社でもあります。接触頻度の高い座席のトレイテーブル、シートベルトバックル、肘掛け、窓のシェード、座席スクリーン、ドア、頭上収納棚の取っ手など、手の触れる部分は、フライトの前に徹底的なクリーニングを行っております。

また、機内のみならず、チェックインカウンターやラウンジ・搭乗ゲートに至るまで、このClean Commitmentを順守しております。ヴァンダービルト大学医療センターとの提携による健康と清掃手順に関するガイダンスも導入し、2021年以降もさらに清掃と消毒を強化してまいります。

先般、アメリカにてコロナウィルスのワクチン接種が開始され、アメリカン航空はワクチンの輸送という極めて重要な役割を担っております。また、アジア・太平洋地区と米国を結ぶ路線において、通常の旅客便に加えて貨物専用便も運航し、マスクや医療用ガウンなど様々な物資を輸送致しました。日本路線においても数多くの医療機器や薬品を輸送し、2021年も引き続き必要な物資を必要な方々にお届けしてまいります。医療に関わる物資の輸送を通じてコロナウィルスの収束に貢献し、皆さまの自由な移動を再び取り戻せるよう尽力してまいります。

現在、日本路線では成田-ダラス・フォートワース線を毎日運航しており、3月末より羽田-ロサンゼルス線と羽田-ダラス・フォートワース線を再開する予定です。ダラス・フォートワースはアメリカン航空最大のハブ空港であり、他の追随を許さない充実した中南米へのネットワークを提供しております。日本からダラス・フォートワースを経由して中南米に渡航する際は、乗継時に荷物を預け直す必要がなく、このメリットを羽田空港から出発されるお客様にご提供できることを非常に嬉しく思います。

また、羽田-ロサンゼルス便は、レジャー需要やエンターテインメント関連企業にとって非常に重要であり、再開に向けて準備を整えてまいります。さらに、ネットワークの拡充として、昨年2月にアラスカ航空とのパートナーシップ強化、7月にはジェットブルーとの戦略的パートナーシップを発表致しました。これにより、アメリカン航空の米国内のネットワークは更に充実し、今後は日本のお客様にもより多くの旅行機会をご提供できるものと確信しております。

2021年も引き続き、共同事業パートナーである日本航空と連携し、営業体制や運賃・サービスの強化を図ってまいります。昨年は航空業界にとって前例のない一年となりましたが、2021年は本格的な需要回復に向けて日本地区一丸となって努力を重ねてまいります。引き続き、ご協力を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

アメリカン航空

日本・韓国地区営業本部長 矢島隆彦

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