佐賀市観光協会、「音声+AR映像」で周遊観光コンテンツを提供、位置情報で音声起動

佐賀市観光協会は、佐賀市の観光振興及び地域活性化の推進を図ること目的に「空間音響MR (Space Sound Mixed Reality:SSMR)」を活用した観光案内サービスを提供を開始した。佐賀市観光協会は、SSMRビジネス推進コンソーシアムのパートナーで、このサービスは、 NECのSSMRのプラットフォームを活用したもの。

SSMRビジネス推進コンソーシアムは、専用イヤホンから流れる音声とスマートフォンを活用したAR映像を組み合わせることで、現実世界の風景とバーチャル空間を融合させた観光ガイドなど空間音響MRサービス事業を推進している。

佐賀市観光協会は、このサービスを活用し、「幕末・維新 佐賀の八賢人おもてなし隊」のナビゲーションによって、佐賀城下の観光スポットや佐賀出身の賢人ゆかりの地を巡る「佐賀城下バーチャルストーリーウォーク」を提供する。

SSMRは、利用者のスマートフォンの位置情報に基づいて音声ガイドが流れるため、集団での行動を避けながら観光名所を巡ることが可能。NEC独自技術である音源を空間に仮想的に固定する音響定位技術を活用することで、顔の向きに合わせて一定の方向から音が聞こえるため、周囲のモノから実際に語り掛けられているような効果を演出することができる。

また、仮想的なエリアの境界を作るジオフェンスを独自ノウハウに基づき設定し、利用者の詳細な位置情報や動きに基づいて音声コンテンツの起動タイミングを制御。さらにAR映像を組み合わせることで、現実世界の風景とバーチャル空間が融合した新たな体験を実現する。

SSMRビジネス推進コンソーシアムは、NEC、コアミックス、総合商研、日本地域情報振興協会、フレッシュハーツ、ル・スポールの6社が幹事会社となり設立。第一弾として香川県善通寺でサービス実証を開始した。

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