ギリシャ、5月15日から国内旅行の規制を解除、観光による経済立て直し急ぐ、隔離措置はEUなど一部免除

ギリシャは2021年5月15日から国内旅行の規制を解除する。キリアコス・ミツォタキス首相が4月21日のテレビ演説で明らかにした。それに先立ち、5月3日からはレストランやカフェも屋外に限り営業再開を認める。

ギリシャでは、昨年11月初旬からロックダウンが続けられているが、通常人流が増加するギリシャ正教会のイースターもその措置を継続し、今夏から本格的な国内旅行の需要拡大を目論む。

海外からの入国に関しては、すでに4月19日から、EU加盟国、米国、イギリス、UAE、セルビア、イスラエル、アイスランド、ノルウェー、リヒテンシュタイン、スイスからの旅行者について、入国後7日間の自主隔離を免除している。

ギリシャの感染状況は依然として厳しく、その死亡者数は4月21日時点で9713人に達しており、その致死率はヨーロッパ全体の平均よりも高い。

ギリシャの主要産業である観光は大きな打撃を受けたままで、2020年の観光収入は前年比75%減、182億ユーロ(約2.4兆円)から43億ユーロ(約5600億円)にまで落ち込んだ。観光産業の不振は、経済全体に影響を与え、2020年のGDPは8.2%も急落した。国内旅行の自由化は、ギリシャ経済の立ち直しに向けた措置と見られている。

※ユーロ円換算は1ユーロ130円でトラベルボイス編集部が算出。

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