観光地づくり意識の普及目指す自販機、ダイドードリンコらが設置、京都市内で観光客と地域住民の関係構築に向け

飲料事業のダイドードリンコは、京都市の一般社団法人CHIE-NO-WAと共同で、「ツーリストシップ普及支援自動販売機」の設置を開始した。観光客と地域住民が寄り添いあい、より良い観光地を作る意識を普及する取り組み。

自動販売機を設置したのは、祇園町と錦市場の2カ所。飲料のほか、ツーリストシップの意思表示とするブレスレットを販売する。祇園町の販売機では、金銭投入時や商品の搬出時には「ツーリストシップの歌」を再生するなど、利用者に観光地の文化を尊重し、相互に敬意を払う気持ちを醸成することを期待する。

今回の取り組みは、ダイドードリンコがCHIE-NO-WAの活動に賛同して実現したもの。同団体ではオーバーツーリズムなど観光が生み出す弊害を改善する活動をおこなっており、2020年には観光庁の「日本版持続可能な観光ガイドライン」で先進事例として紹介されている。

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