ナビタイム、サイクルツーリズム推進で活用できるデータ分析ツール提供開始、通行台数や経路を可視化

ナビタイムジャパンは2022年4月20日から、自転車の走行状況分析システム「自転車プロファイラー」の提供を開始した。自転車専用ナビアプリ「自転車ナビタイム」のユーザーの同意をもとに取得した自転車の走行データをもとに分析し、全国の道路における自転車の通行台数や速度、経路を可視化できるようにしたもの。

同製品の開発理由について、交通データ事業部部長の森雄大氏は、コロナ禍での移動の様態変化と自転車移動のニーズの高まり、デジタルやデータをもとに政策決定をするDXの流れの3つが後押しになったとし、「マーケットに求められていると判断した」と説明。実際、ナビタイムでは近年、全国の自治体から 2017年に提供開始した同製品の自動車版の「道路プロファイラー」とともに、自転車に関する分析ツールの問い合わせも増えていたという。

自転車プロファイラーで提供する分析機能は、選択した道路やエリアにおける「走行台数」と「走行速度」、選択した地点に対する自転車移動の流入/流出のわかる「断面交通流」の3つ。対象の日付や期間のデータを抽出・分析し、その結果を直感的に把握できる形で表示する。手軽な操作で交通ビッグデータを扱い、分析結果を素早く示せるのが特徴だ。

「断面交通流」の表示例。緑の部分が対象地点。ここを自転車で通る人は、ピンク色の道路から入り、青色の道路へと抜けていくことがわかる

交通データ事業部副部長の永森枝里子氏は、特に断面交通流について「以前はアンケートやヒアリング調査でなければ把握できなかった分析結果を、簡単に明らかにできる」と、同製品の利点を強調した。

観光分野では、エリアの強みを生かす目的でサイクルツーリズムに力を入れる地域が増えているが、その際のルート整備やレンタサイクルのポート配置など、旅行者との接点の選定やマーケティングなどにも活用できると提案する。

同製品は自治体や法人を対象にしており、価格は1人当たり月額7万5000円(税別)。1年間で税込100万円を切る「業界相場からは驚くべき価格」(森氏)に設定した。「交通関係のデータは高額で、そのためデータが身近なものにならず、継続的な取り組みや課題解決につながらない」(森氏)という状況を改善するため、製品をツール化することで、同社の手間を省いてコストダウンをし、利幅を最小化することで実現した。無料トライアルも用意している。

左から)ナビタイムジャパンの永森氏、森氏

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