JAL、「農泊」普及に向けて品質評価制度を浸透へ、客室乗務員が実施

日本航空(JAL)は農泊の普及・促進を目的に、日本ファームステイ協会が設定した「農泊品質評価支援制度」の確立と浸透に取り組む。まずは、同制度の評価員1期生となった客室乗務員などの20名が、農泊地域の宿泊施設の品質評価をおこなう。農泊の普及と促進により、地域活性化を目指す方針だ。

海外では、特に欧州を中心に、農泊の評価制度が普及しており、施設の品質向上によって、旅行者からも高い評価を得ている。一方、日本では農泊の注目は高まっているものの、評価制度は確立していないため、品質格差によって、旅行者と宿泊施設にミスマッチが生じることもあるという。

JALの評価員は2021年12月に実施研修をおこない、任命された。品質評価の重要項目には「ホスピタリティ」があり、客室乗務員として培った知識や知見、コミュニケーションスキルを発揮するとしている。まずは2022年6月25日から、客室乗務員2名が熊本県人吉球磨地域での農泊品質評価を実施。今後も日本各地で順次、取り組んでいく。

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