星野リゾート、全国旅行支援で「今起きている問題と要因」を指摘、既存予約への適用方法、都道府県への予算配分の差

星野リゾートは、2022年10月11日から開始された全国旅行支援について、宿泊施設で今起きている問題とその要因を整理した。一部地域の予約適用方法や不十分な予算額によって、手続きがスムーズに行われない状況が発生していることを理由としてあげている。星野リゾートは、10月11日から同社の専用予約サイトで準備が整った地域から順次、対象プランの販売を開始した。

地域によって異なる「既存予約への適用方法」

まず、現在起きている問題として、全国旅行支援の販売開始前に予約した宿泊で、予約を取り直すことなく、予約時の価格で適用できている旅行者がいる一方で、一部地域では、適用のために一度予約をキャンセルして、取り直す状況が発生していると指摘。星野リゾートでは、予約の取り直しが必要な地域は福島県、栃木県、石川県、静岡県、大阪府にあるホテルや温泉旅館が該当するという。

その要因として、制度が全国一律でなく各都道府県がそれぞれ定めた予約方法に従うため、システム対応できる施設とできない施設に分かれてしまったことをあげた。一部地域では、既存の予約に支援を適用させる場合には、一旦キャンセルしたうえで予約を取り直す必要がある。

星野リゾートを含め、多くのホテルや旅館では、需要によって価格を変動させる「ダイナミックプライシング」を導入しているため、需要が高い日には、宿泊日が近づいてからの予約は価格が上がる。予約取り直しの際は、予約するタイミングの違いから全国旅行支援を適用した場合でも、元の予約料金を上回る可能性があるとしている。

地域による予算配分の差

このほか、全国旅行支援の予算がなくなり適用できない場合があることも問題としてあげた。一部の宿泊施設(山梨県、神奈川県、北海道など)には、施設規模に対して極端に少ない予算金額しか配分されていないケースがあるという。

同社では2021年に地域観光事業支援として、国から各都道府県に配分された予算から、県民割、地域ブロック割で消化した金額を差し引いた残額が、今回の全国旅行支援の予算になっているとの理解から、それは地域ごとに大きな差があると推測。都道府県から各旅行代理店や各宿泊施設への配分比率の基準は公開されておらず、予算配分が極端に少ないケースの背景は明確になっていないと指摘した。

星野リゾートでは、既存予約の取り直しについて、星野リゾート公式サイトで全国旅行支援を適用できない場合には、まだ予算が残っている旅行代理店のサイトで予約を取り直すという方法を案内しているという。その際、一定の条件を満たせば、キャンセル料は免除される。

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